[コメント] 冬冬の夏休み(1984/台湾)
さあ、冒険の始まりだ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
冬冬たちにとっては、ひと夏の思い出が永遠の思い出となる。川での水遊びも、消えた牛も、列車に轢かれそうになって助けられたことも、叔父さんの結婚式も、怖い兄ちゃんに追いかけられたことも、そしてよく理解出来ない「死」さえも。
そう、子供にとってはすべてが冒険。溢れんばかりの好奇心がそれを探す。誰もがそうだったはず。ほんの些細なことで十分なのだ。それを補うだけの想像力があるのだから。
ラストの、冬冬たちを乗せた車が画面奥に消えていき、入れかわりにバイクが画面手前にやってきて消えていくシーンが好きだ。(映画の中で)冬冬をめぐるひとつの物語は終焉を迎える。しかし物語は、どこからともなく生まれてきて、それは消して絶えることはない、とでも言っているようだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。