[コメント] 嘆きの天使(1930/独)
嘆きの道化師。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一つ一つの行動が几帳面で真面目で堅苦しい教授。
教職のイメージを崩さないように堅物一辺倒に生きてきた男が運命をいっぺんさせる魔性の女性と出会う。
未知なる世界との遭遇。そして過度にのめりこむ。純粋な分だけのめり込んでしまったら抜け出すことは難しい。
それでも、忘却の彼方に忘れ去ったものを思い出すことが出来た彼は一時でも充実した人生を送ることが出来たに違いない。『黄昏』同様、そうでも思わなければ遣り切れない。彼は決して自分の採った選択に後悔していないのだと。
住む世界の異なる二人。そう、彼女自身が歌っていたように、ローラに出来るのは愛すること。愛されることは出来なかったのだ。
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