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[コメント] 将軍たちの夜(1967/英=仏)

登場人物の多くがパラノイア的な傾向を持っていて、おそらくそこら辺がこの映画の魅力なんだと思う。特にピーター・オトゥールの怪しさが出色
モモ★ラッチ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ジャック・ザ・リッパーを髣髴とさせるような連続猟奇殺人事件を扱ったミステリだが、戦時下で起きたというところがミソ。戦時下でそんな所じゃないのに執拗に犯人を追い詰めるグラウ少佐のパラノイヤ振りが見所。ヒトラー暗殺計画が話しに入ったりして、殺人事件をめぐるサスペンスが中断するところもあるが、逆に言うといい意味で期待を裏切られ、一風変わったミステリとして埋もれるには惜しい。役者もこの時代の映画に思い入れのある人にとってはたまらない。特にピーター・オトゥールの終始夢うつつな表情は秀逸

(評価:★4)

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