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ぽんしゅうさんのコメント: 点数順

★3ナバロンの要塞(1961/米)集められた精鋭たちが次から次へと起こる難関を突破して・・・というお決まり展開。レジスタンスの女を巡る騒ぎから要塞へ侵入する最後の30分ぐらいでやっと話が面白くなる。結局2時間半も持たせる内容ではなかったということ。[投票]
★3ポワゾン(2001/米=仏)ときとして純度の高い愛はポワゾンになり得、それは嘘によってしか中和できないという隠微な秘密。[投票]
★3少林サッカー(2001/香港)粗雑さを埋めるほどのパワー有とは言いがたく、物語を払拭するほどの芸有りとも認めがたし。残念ながら「有り余る」の形容に至らず。[投票]
★3真夜中の虹(1988/フィンランド)登場人物たちにふりかかった出来事の必要最小限だけを切り取って、湿った感情も言い訳もなしで事実をいさぎよく見せていくポジティさが小気味よい。味気なくなりそうな物語にワンショットごとに変るカラーイメージが夢を添える。[投票]
★3バカヤロー!3 へんな奴ら(1990/日)何がバカヤローか良く分らない渋滞話しと、オチが締まらないバブル家族話はそれぞれ2点。リゲイン黒田秀樹のアンチリゲイン話しと、山川直人らしいごちゃまぜ群集映画はそれぞれの監督の個性が出ていて面白いので4点。で平均で3点ということで。[投票]
★3左ききの拳銃(1958/米)本作から9年後『俺たちに明日はない』を撮ることになるアーサー・ペンは、このデビュー作においてすでに反ヒロイズムを志向していた。ポール・ニューマンのアクターズ・スタジオ芝居が当時のJ・ディーン同様ちょっと鼻につく。 [投票]
★3ピンクの豹(1963/米)クラウディア・カルディナーレをとりこにするほど、ファントム(デビッド・ニーブン)が魅力的な色男かどうかは多少疑問だが、ニセ妻(キャプシーヌ)に対するクルーゾー(ピーター・セラーズ)のマヌケなひた向きさは、同じ男として共感できる。[投票]
★3ネバダ・スミス(1966/米)マックイーンの成長ぶりが面白く話の展開も大胆で最後まであきないのだが、結末には先住民族とのハーフという主人公の設定におもねった白人のご都合主義的ヒューマニズムのいやらしさを感じなくもない。[投票]
★3あした来る人(1955/日)今ならTVドラマの原作であるだろう井上靖の軽い文芸映画。50年代の映画量産時代ならではの作品なのでしょう。演出は充実してはいるのですが、あくまでも身勝手な男達と何でそこで悩むんだろうという女達の価値観は、今となっては時代遅れで退屈。[投票]
★3バカヤロー!2 幸せになりたい(1989/日)また森田芳光のはからいで、CF、助監督、演劇の世界から、とりあえず4人の有望新人監督がニッポン映画界にデビューしたわけですが・・・・ [review][投票]
★3連弾(2000/日)男にも女にも、そして子供にも、葛藤のもの足りなさを感じてしまうのだが、「戯れ歌」を随所に挿入することで、このテーマにありがちな過剰な湿っぽさや思い入れをかわそうとした竹中演出の成果ととりたい。[投票]
★3ダラスの熱い日(1973/米)調べ得る事実の断片を巧みに並べ、その隙間を想像力で埋めただけのドルトン・トランボ脚本が、面白さの80%を占める。それだけに物語としての、ダイナミズムが足りないのが欠点。うなずくことは多いがちっとも楽しくない野村克也氏の野球解説と同じ。 [投票]
★3野性の叫び(1972/米)チャールトン・ヘストンはじめ、人間たちはなんとか狼には食われずには済んだが、すっかり名犬バックの熱演に食われてしまった。人の欲望にもてあそばれ、野生と理性の間を彷徨うバックの最後の叫びが切ない。[投票]
★3月世界旅行(1902/仏)リュミエールの「工場の出口」からわずか7年で、映画がこれだけの表現力を持ちえたのはフィルム媒体の持つ可能性の大きさと興行的価値、そして人間の想像力の賜物だろう。次に何が飛び出すか分からない、幼稚園のお遊戯的構成と舞台装置が楽しい。 [投票]
★3雄呂血(1925/日)市井の人たちが抱いている理不尽さや窮屈さは、何時の時代も同じ。人々の日常の閉塞感を的確にとらえカタチにする職人的な技が、興行的な価値と表現的な進歩を生み出す、という映画の基本を思い出させてくれるかつての一級娯楽作品。[投票]
★3極道の妻たち(1986/日)ヤクザ映画にこだわる東映で、この企画に目をつけた日下部五朗プロデューサーの嗅覚はさすが。しかし岩下志麻の葛藤とかたせ梨乃の恋路に説得力がなく、極妻が任侠路線、実録路線に続く新たな路線を襲名するにはちょっと不安なスタート作品。[投票]
★3冬の光(1963/スウェーデン)悲惨である。信じるものに頼る。では何を信じるのか。神か、人か、己か?。どうせ裏切られるのであれば、神よりは得体の知れた他人や自分に絶望し思い悩む方が気楽だ。神とはなんと罪作りな概念なんだ、と俗人の私は思ってしまうのであります。[投票]
★313日の金曜日(1980/米)見えそうで見えないのはジェイソン君とエイドリアン・キングの裸。恐怖映画とお色気映画の基本は同じ。その代わりといっては何ですが、他の女優さん達が意味もなく下着姿でうろうろするサービス付き。[投票]
★3あの、夏の日・とんでろじいちゃん(1999/日)「大人から子供まで楽しめる映画」を狙うことは悪いことでは無い。しかし、子供を過剰に意識すると不要な饒舌さが映画を支配する。子供は子供だからこそ、想像力で未知の物語を自分のものとして追体験し得る。それがファンタジーではないのか。[投票]
★3ピンチランナー(2000/日)冒頭から70〜80年代青春映画の臭いをプンプン放つ那須博之監督の律儀な演出に思わず身をのり出し・・・ [review][投票]