[コメント] 競輪上人行状記(1963/日)
人間の欲の何たるかを我が身に刻みつけるように知り、ついに至った清濁あわせ飲む悟りの境地。そのあまりの真正直さが思わず笑いを誘いつつ、春道(小沢昭一)の説法の説得力の強度となる痛快さ。西村昭五郎が放つ、新人ならではのパワフルで荒削りな怪作。
(ぽんしゅう)
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