[コメント] 彼岸花(1958/日)
老いも若きも、ご都合よろしく結婚を語たるが、それが御時世なのか信念なのかが判然とせず話の立脚点が曖昧模糊。浪花、山本の投入で喜劇としては新鮮だが、それも佐分利の頑なさが中和して憂鬱。さらに終演に向かう件もくどいので頑固親父のペーソスも生まれない。
(ぽんしゅう)
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