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[コメント] 拳銃魔(1949/米)

善良でありながら、銃という凶器に同化していく男(ジョン・ドール)のどうしようもなく危うい生い立ちが悲しい。そんな男が愛したのは同好の銃使いの女(ペギー・カミンズ)だが、生きる術として銃に馴染んだ女は、銃そのものである男を“守護者”として選んだのだ。
ぽんしゅう

同じ凶器の匂いに惹かれあいながら、男は女を愛したが、女が愛したのは自分自身だったのだ。いや、愛ではなく寄生だったのかもしれない。そう思えば、この結末にうなづける。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ゑぎ[*] 寒山拾得[*]

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