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[コメント] 山椒大夫(1954/日)

この悲劇の本質は、為政の思惑や山椒大夫(進藤英太郎)という封建の象徴に翻弄される玉木(田中絹代)、安寿(香川京子)、従女(浪花千栄子)らの弱者の悲惨が、厨子王(花柳喜章)という権力の後継者によってしか癒されないところにある。
(★3 ぽんしゅう)

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