[コメント] アルゼンチンババア(2007/日)
見た目が醜いのか美しいのか分からないババアがダメ。みんなから醜いとされるものが、ある心境の者には崇高に見える、或いは、本来は美しいはずなのに平時には、その魅力が伝わらないという軸がなく、極めて視覚化の難しい心の再生という主題が空回りしている。
途方にくれながらも飄々と行動する堀北真希ちゃんの表情が可愛い。それと森下愛子ちゃんが好い。彼女を始めて映画でみたのは『サード』だ。彼女は真希ちゃんと同じ十代だった。そのころの初々しさを残しながら、そのままオバサンになったような突飛さが実に魅力的だった。だから僕にとっては、彼女は今でもあの時の愛子ちゃんなのだ。
本題そっちのけで、そんなことを考えながら見てしまうほど、全ての要素が噛み合っていない未消化な映画だった。
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