[コメント] 雪合戦(1896/仏)
道をはさんで右と左に別れ雪つぶてを無秩序に投げ合う男たち。奥から自転車が現れて雪弾の直撃で見事に転ぶ。と、ここまではお約束。ところがここからは主役が交代。雪合戦に興じていた一人の男が、どさくさまぎれに自転車に乗って画面の奥へと去っていく。
これは「自転車」の映画だったんだ。1800年代後半は「自転車」が急速に普及した時期だそうだ。この後の100余年、自転車と映画の幸福な共存、共犯関係を思うと感慨深い。
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