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[コメント] カルメン故郷に帰る(1951/日)

活力と自由の象徴として画面の大半をしめる白煙たなびく浅間山と、どこまでも青く広がる大空を舞台背景に準備した時点で、この歴史的カラー作品の評価は決定した。後は若草の丘の上、派手な衣装で踊る女と、その素肌。どんな絢爛なセットも適うまい。
ぽんしゅう

家族の心配をよそに、能天気な帰郷者が繰り広げる場違いな言動は正に『男はつらいよ』の寅次郎のそれであり、ここにも山田洋次が先達から受けた松竹大船映画の偉大なるポピュリズムの痕跡が見て取れる。

(評価:★3)

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