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[コメント] 捜索者(1956/米)

“捜索者の異常な愛情 またはジョン・ウェインは如何にして撃つのを止めて姪を愛するようになったのか”が、私にはさっぱり分からない。
ぽんしゅう

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







先住民大嫌い教の権化、イーサン(ジョン・ウェイン)はシャイアンに囚われた姪がすでに部族に同化していると見ると彼女を撃ち殺そうとする。強引な選択ではあるが、一つの価値観として分からなくはない。しかし再度、姪に遭遇した彼は今度はすっくと彼女を抱きかかえ救い出す。この何の前ぶれもない転向はぶりはいったいどうしたことか?

“叔父さんは気は荒いが本当はいい人なんだよ”って言いたかっただけ?おお、何とナイスなアメリカン魂。おお、何と身勝手なひとりよがり。嫌いです、私は。

いっそのこと静かに姪を撃ち殺してくれた方がその哀れさに、ネガティブではあるがまだ共感できる。

(評価:★2)

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