[コメント] にごりえ(1953/日)
神経質そうな久我美子の面持ちは、育ての親への恩義といささかの虚栄心の間で自らを追い詰める奉公女の苦悩に、淡島千景の腫れぼったい虚ろな目は、生業(なりわい)と恋慕の情の振幅に疲れ果てた酌婦の諦観によく似合う。なのに彼女らが輝かないもどかしさ。
(ぽんしゅう)
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