[コメント] 愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(2009/伊=仏)
独裁に熱狂する時代と、愛憎入り混じる女の半生が、ザック、ザックとナタでえぐられるような荒らしいタッチで浮き彫りにされる。その陰影のなかに立ち現れるのはファシズム禍の人為としての輪郭。頻出する感情的な映像群は、それを司る者としてのベロッキオの自戒。
(ぽんしゅう)
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