[コメント] ポテチ(2012/日)
きっと、自分に素直に生きて来たらいつのまにか泥棒になっていた馬鹿正直な青年の心根の優しさと、自他共の期待に応えんがために懸命に重ねてきた努力が、あと一歩のところで実らない青年の意地が、きらめくカクテル光線の下、熱く交錯するさまに思わず涙する。
中村義洋の物語への巻き込みの手際が心地よく、濱田岳の「どうしようもなく、どうしようもない」好キャラクターの造形も完璧で、木村文乃はジーンズはちきれんばかりの巨大なお尻までもがチャーミング。
コンソメ味と塩味のポテチに涙する比喩はちょっと強引だけど。
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