[コメント] 世界にひとつのプレイブック(2012/米)
パットの無骨な未練とティファニーの無遠慮な焦りが、家族や友人らの空騒ぎのなかで中和され、愛おしさへと昇華する。前作『ザ・ファイター』もそうだが、ラッセルは傷んだ者たちの懸命さに滲む「可笑しさ」という、きわどいユーモアをすくい上げるのが上手い。
(ぽんしゅう)
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