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[コメント] 四十九日のレシピ(2013/日)

誰とも血のつながりを持たなかった乙美(荻野友里)は、誰とでも係わり合うことで生きている実感、すなわち自立を手にした。血縁にしろ他人にしろ、永作博美原田泰三夫婦のような依存は、心の蘇生を阻害することはあっても促進することなどない。
ぽんしゅう

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







人との関わり方を死者に学ぶという設定に、いっさい湿り気を持ち込まないタナダユキの「善意」への確信的な達観が心地よい。未消化のままでのフラの投入が、映画に対して好意的な驚きにならず、唐突な違和を生んでしまったのが惜しい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ナム太郎[*] けにろん[*]

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