[コメント] ヘイル、シーザー!(2016/米)
達者な馬上アクションに投げ縄、華麗な水中バレイや集団タップは、いつかどこかで観た楽しい映画的記憶をくすぐるし、宗教者らの「神」論争や赤い脚本家たち、編集室の鬼気迫る女史、我がままな俳優や監督と自信過剰なゴシップ記者も、いかにもいそうで笑わせる。
でも肝心のクルーニー演じる間抜けな大スターの面白さが、いまひとつ分からない。
ジョシュ・ブローリン演じる役名と同じ名前の、実在のMGM副社長エディ・マニックスはダークな噂のある人だったそうだが、この主人公の設定自体がインディペンデント出身のコーエン兄弟のハリウッドへの皮肉なのだろうか。
何だかつかみどころのない映画だ。私の知識不足が原因?
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