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[コメント] 22年目の告白 私が殺人犯です(2017/日)

事件の発端を「阪神淡路」や「地下鉄サリン」の95年という世紀末に設定し大いに期待を持たせるが、サプライズ演出にご都合主義をねじ伏せるだけの説得力がなく興ざめ。この手の韓国映画の有無を言わさぬ剛腕演出に比べて、日本の若手監督の非力さを思い知る。
ぽんしゅう

SR サイタマノラッパー』シリーズ以来、入江悠監督の作品は全部観ているが、やっぱりこの人、強面に似合わず優しく切ない青春映画が得意な人なのだ。『ジョーカー・ゲーム』のときにも感じたが、この人のサスペンスやアクション演出は、先達を踏襲するような素人の手習い感があり、ハッタリが足りない気がする。

入江悠監督には『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』や『太陽』のときのような、緊張感にあふれた超絶長回しオリジナルテクで、大手メジャー映画でも暴れて欲しいと切に願っております。

あと、5人連続殺人事件とさんざん言いながら、事件が4つしか描かれないのは何故なのでしょうか。何か意味があるのかと思って最後まで気になってしまいました。脚本の瑕疵か尺(時間)の問題でしょうか。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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