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[コメント] 世紀の光(2006/タイ=仏=オーストリア)

色濃い緑に熱気がむせる母の成就しない初恋の純情。若い僧侶に死んだ弟を重ねる歌う歯科医。反転して温度を感じない白い病院で出世より愛の深さを選ぶ父の情熱。地下に巣くうベテラン女医の旧弊の戯画。感情や記憶といった抽象が飄々と、次々に視覚化される楽しさ。
ぽんしゅう

そして最後は、軽快な音楽に合わせてダンスに没頭するエアロビクス集団の能天気。一気に個は集団に吸収され日常のなかに埋没する。いや“帰還”したのかもしれない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ゑぎ 濡れ鼠

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