[コメント] ノクターナル・アニマルズ(2016/米)
のっけの強烈な挑発にデヴィッド・リンチ再来の予感。だが、平行して描かれる世界は互いに越境することなく交わらず明晰なまま続く。小説「夜の獣」はスーザン(エイミー・アダムス)を混濁ではなく覚醒へ導くための仕掛けだ。悪意は純粋なほど鋭利なのだ。
その切っ先は鋭すぎて、おそらく彼女は復讐の刃で斬られたことに気づいていない。
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