[コメント] ボーダレス ぼくの船の国境線(2014/イラン)
風にそよぐ葉や虫の音。潜水音と乱れる呼吸。鉄板を打つ靴音や遠くの爆音。この映画は音で溢れている。音は人為による境界の意味を無化し漂い続ける。なのに我々は、交わらない言語に焦り、絶望し、自ら境界線を引き、互いに怯えながら成し得ぬ融和を模索する。
(ぽんしゅう)
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