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[コメント] デイアンドナイト(2019/日)

あっという間に、主人公(阿部進之介)もろとも観客まで「善と悪」の境目に引きずり込んでしまう脚本と演出は見事。その有無を言わさぬ剛腕ぶりは良質の韓国映画にも似ている。キリスト然とした安藤政信の悟りと山中崇の下衆ぶりが、ともに悲しい。
ぽんしゅう

36歳の阿部進之介の企画・原案で、35歳の山田孝之がプロデュ―スして、32歳の藤井道人が監督したオリジナル作だそうだ。27歳の音楽担当堤裕介が作りだすグルーヴも物語の推進力となって好印象でした。

組織力がどこまで功を奏しているのかわ分かりませんが、映画が好きな(映画のまわりにいる)若い奴らが勝手に集まって、打算なく「本当に観たいエンターテインメント映画って何よ」て問い詰めたら「これが出来ちゃいました」という、ある意味で映画製作の姿勢やしがらみを突いた、ちょっと贅沢でかなりヤバい“問題作”のように思うのですが・・・。

私と同じように、毎回、金を払って「映画のプロが作った」映画を観てるみなさん、どう思います。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ペペロンチーノ[*] セント[*]

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