[コメント] 霧の旗(1965/日)
描かれる復讐は、憎しみや悲しみのはての逆恨み的攻撃ではなく、あまりにも生真面目すぎる意地に塗り固められた強い意志による、援護を得られぬ者が味わう無力感と虚しさの強要だ。霧子がただの独善女にみえないのは、この山田洋次の絶妙なバランス感覚の賜物。
(ぽんしゅう)
投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。
CinemaScape−映画批評空間− | 表紙 | 映画目次 |
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。