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[コメント] どこまでもいこう(1999/日)

博物館の展示物のような戦車のプラモデルより、手作りの爆竹飛行機や花火銃をカッコ良いと思うこと。近づくことの出来ない少女や、離れて行く友を前にどうすることも出来ない自分を知ること。それは何時の時代においても、子供が子供であることの証しなのだ。
ぽんしゅう

子供にとっての健全とは、大人の規範を超えようとする「創造力」と未知の関係に戸惑う「想像力」の両方を有していることである。そして、この「創造力」と「想像力」を犯したり奪う「何もの」かが現れた時、大人は全勢力をかけてその「何もの」かから子供を守らなければならないのだ。

自らの子供時代の記憶を無くし、或いは封印し、訳知り顔で奪う側にまわる大人が目立ち始めているのは、恐ろしいことだと思う。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)torinoshield[*] ボイス母[*]

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