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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/113)

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★3君の名は。(2016/日)思考を停止させるリズミカルなカッティング、神木隆之介上白石萌音の清々しい声音の掛け合い、さらに実物よりもリアルで美しい背景画、そして呪文のように韻をふむRADWIMPSの楽曲で、話しの辻褄の合わなさはウヤムヤにされ、ひたすら心地よさだけが残る。 [review]Orpheus, 寛田宗純, カプリコーン, すやすやほか12 名[投票(12)]
★4大地の子守歌(1976/日)少女というのは、世間から不良と呼ばれようが、我が身を売る境遇に落ちようが、どこかに特有の軽やかさの残滓が見えるものだ。呪うような声音で、力のみを信じて生きる重い少女おりん。原田美枝子の持つ特異な重量感なしにこの作品は成立しなかっただろう。3819695, けにろん, 水那岐[投票(3)]
★3E.T.(1982/米)はっきり言ってE.Tが気持ち悪い。子供は異物に対して寛容だ。彼らはときにはトカゲやヘビですら友として愛玩する。だから少年と異星人の交流を見て大人がほのぼのすることに大した意味などない。大人までもがこの異物感を克服するとき物語りに意味が生まれる。 寒山[投票(1)]
★2海辺のリア(2016/日)主人公の老優、桑畑兆吉のキャリアは彼を演じる仲代達矢そのもので、さらに舞台は仲代のホームグランド石川県の海岸。おそらく作者の小林政広は桑畑と仲代をシンクロさせることで、そこから生まれる予測不能な映画的な「何か」を撮ろうと試みたのでしょう。 [review]セント[投票(1)]
★5メッセージ(2016/米)言語は思想のツール化であり武器でもある。我々の言語を教える(強制する)ことでも、彼らの言語を学ぶ(準じる)ことでもなく、あらたな共通言語を発見し、その体系に身も心もゆだねることで、互いの思想や生き方に順応し、今までとは別の関係性を創造するということ。 [review]pinkmoon[投票(1)]
★4目撃(1997/米)痕跡を残さないことが信条のスーパーマン怪盗が、娘の気を引くために痕跡を残しまくるという「分かっちゃいるけどやめられない愚行」が泣かせるじゃないですか。これはもう、アクション活劇に見せかけて、恥ずかしげもなく父娘愛を語るファンタスティック人情劇。 [review]3819695, ゑぎ, けにろん[投票(3)]
★5赤い靴(1948/英)若いカップルの成功譚のはずなのに、冒頭の演奏会シーンから苛立たしい禍々しさが漂い続ける。スタンダード画面の限定された空間に、奥行きを意識して創りだされる造形や構図の魅惑的美しさは、モンスター団長の芸術至上主義が発散する毒気のせいだったのか。 [review]3819695, ゑぎ[投票(2)]
★2プンサンケ(2011/韓国)確かに話しは、虚実を行き来し状況に鉄槌をふるうあのギドク流だが、ギャグ(のつもりか?キスをめぐる口論!等など)にキレがなく緊張すべき本筋が弛緩し続ける。黒い笑いが生じるはずの南北入り乱れる密室の大騒ぎが、幼稚な「ごっこ遊び」に見えてはおしまい。寒山[投票(1)]
★4スタア誕生(1954/米)白黒の静止画つなぎによる時間制御。本編と劇中スクリーンと劇場舞台と撮影スタジオの巧みな越境。後半になればなるほどミュージカル要素が連打され、夫婦の閉塞状態を象徴するリビングでのワールドツアーで頂点へ。観る者を引き付けて止まない緩急の仕掛けが満載。 [review]ゑぎ, 動物園のクマ[投票(2)]
★3二重生活(2015/日)尾行シーンに面白みや緊張感がなく、哲学教授の役回りもみえみえでサスペンスとしていまひとつ。鍵となる「秘密」にも驚きが足りず、もったいぶった哲学問答が上滑りする。「秘密」の魅力とは虚と実のギャップであり、その隙間に垣間見える悲しみや邪悪のはず。IN4MATION, tredair[投票(2)]
★3タバコ・ロード(1941/米)常識や常套のずれを笑うのがコメディだが、フォードの秩序破壊の手加減のなさは、ちょっと怖くなるほどだ。この激しさは、貧困や離散という惨状の痛みを180度裏返して描写した結果のようにも見える。老農夫に射したかすかな光明も、時の流れには抗えないだろう。動物園のクマ, 3819695[投票(2)]
★4ボディ・スナッチャー 恐怖の街(1956/米)陰影のなかに伸びる影が肉体と感情の遊離の危うさを暗示するような“眠れない一夜”から一転、早朝の広場に三々五々集まる“いつもの人々”の不気味。夜が明ける毎に花が次々開くように増殖と浸食に意思や感情は必要ない。奇をてらわず淡々と綴る恐怖の安定感。けにろん[投票(1)]
★2捜索者(1956/米)“捜索者の異常な愛情 またはジョン・ウェインは如何にして撃つのを止めて姪を愛するようになったのか”が、私にはさっぱり分からない。 [review]おーい粗茶, ジェリー, TOMIMORI, ジャイアント白田[投票(4)]
★4三姉妹〜雲南の子(2012/香港=仏)確かに凄まじい貧困ぶりだが子供たちに暗さはない。ボロボロの布団や底の抜けた長靴に愚痴をこぼしながらも現実を現実としてやり過ごし、泥にまみれながら豚や山羊を追う姿はまるで「命」と戯れているようにさえ見える。ただし、それは決して強さなどではない。 [review]寒山, 濡れ鼠, 3819695[投票(3)]
★3家族はつらいよ2(2017/日)下流老人の最期を、こんなにも軽く弄んでも顰蹙を買わないなんて、そんじょそこらの若造に出来る芸当ではない。ただの通俗喜劇にみえて、創作という代替行為を笑うことで、現実の深刻さを嗤うという老映画作家の達観に、積み重ねた年季の意図せざる凄味を感じた。 [review]けにろん, 寒山[投票(2)]
★3黒線地帯(1960/日)テンポよくぐいぐい引っ張る語り口の上手さ。いささか饒舌なモノローグも、ハードボイルドな味として許せてしまう手練れの職人芸。新宿歌舞伎町、浅草下町界隈、横浜の繁華街から港湾と“街”が存在感を持って活写されるモノクロ映像も危ういムードを醸し出す。ゑぎ[投票(1)]
★4実録三億円事件 時効成立(1975/日)事件の顛末はスピーディー(実に手ぎわいい)におさらいし、後半は房夫(岡田裕介)と孝子(小川真由美)の危ういパワーバランス攻防と、ごり押し刑事(金子信雄)の武骨キャラで「おななし」の突飛さを飛躍と感じさせない庶民のためのピカレスク賛歌。けにろん[投票(1)]
★4飢餓海峡(1965/日)慈悲心はあったとしても、純粋な愛情を持つことができなかったことが男(三国)にとって最大の不幸であり、そんな男に純粋な愛情を抱いてしまったことが女(左)にとって最大の悲劇なのだ。愛情の欠落と希求の激しさは、貧困が生む必然と偶然の落差に比例する。けにろん, 青山実花[投票(2)]
★3SCOOP!(2016/日)核となるべき福山の「無粋なやさぐれ感」が芝居っぽく類型的で、からむ二階堂のキャラも上滑り。後半、怒涛の展開と裏キャラたちで懸命に巻き返すも、すでに手遅れ。「憎み切れないろくでなし」は簡単なようで、役者の素のイメージに左右されるので難しいのです。 [review]IN4MATION, セント, Sigenoriyuki[投票(3)]
★4アシュラ(2016/韓国)倫理感がぶっ飛んだワル(ファン・ジョンミン)と、権力の傲慢が染み込んだワル(クァク・ドウォン)の純度の高さが、万人に潜在する悪の快感を呼び覚まし、そのカタルシスが半端者バディ(チョン・ウソン/チュ・ジフン)の感傷を吹き飛ばす。 [review]セント, けにろん[投票(2)]