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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/127)

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★4散歩する霊柩車(1964/日)霊柩車の運転手(渥美清)が言う。棺桶の蓋が開いていると“ジャキ”が入り込むと。「邪気」、それとも「邪鬼」だろうか?そうか、麻見(西村晃)と妻(春川ますみ)の「邪気」が世人たちの心の「邪鬼」を呼び起こすわけだ。よくできたブラック譚だなぁ。 [review]寒山[投票(1)]
★4赤い鳥逃げた?(1973/日)連帯や反抗心、まして気分や友情などでなく、原田、大門、桃井たちは「ある空気」によって結ばれている。いかにボジテュブに状況にコミットしても、小悪党からも大悪党からも相手にされぬ彼らは、始めから行き詰っているのだ。作品に充満する70年代初頭の空気。けにろん[投票(1)]
★3舟を編む(2013/日)「地道さ」の価値とロマンが地道に語られるのだが、若干29歳の石井裕也監督が原作ものの映画化に、何を仕掛けてくるのかを楽しみにしていた身には、いささかお行儀が良すぎて拍子抜け。製作委員会の朝日新聞が喜びそうな優等生映画に小さく納まってしまった。 [review]jollyjoker, セント, ペペロンチーノ[投票(3)]
★3浜辺の女(1946/米)ワンショットごとの画力(冒頭の難破シーンが凄い)とでもいうのか、観る者を引き付ける吸引力が強い割に、いや、強過ぎるからか、ぶつかり合うべきはずの4人の主要な登場人物の「思い」が交わらず、いったい何をどうしたいのかよく分からないまま話しが終わった。モノリス砥石, 3819695[投票(2)]
★4さよならくちびる(2019/日)解散へ向かって時間とステージが消化されていくなか、必要最小限の描写と台詞で綴られていく3人の心情の“うねり”が切なくもスリリング。楽曲の力を信頼し物語の「核心」を門脇と小松の唄に託し、感傷的にならず淡々と反復される演奏シーンの潔さも素晴らしい。 [review]ゑぎ, なつめ, 水那岐, けにろん[投票(4)]
★3レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ(1976/米)写っているのがまぎれもなくツェッペリンであり、聴こえてくるのは彼らの比類なきサウンドだ、という時点で記録としての価値は完成してしまっている。ではツェッペリンの「映画」としてはどうかと言えば、対象の存在に「映画」として拮抗するものが何もない。jollyjoker[投票(1)]
★4いろはにほへと(1960/日)投資組合理事長(佐田啓二)以下、胡散臭い男たちが集う事務所にはビル建設の騒音が響く。病身の老母と未婚の妹、総勢6人が同居する刑事(伊藤雄之助)の木造平屋。戦後復興の成長と沈滞を象徴する「場」を往還する欲望と正義と権力のピカレスクの妙。 [review]けにろん[投票(1)]
★4男はつらいよ(1969/日)ネクタイ姿の寅次郎。戻れない男の苦悩。 [review]jollyjoker, 青山実花, Santa Monica, ゆーこ and One thingほか7 名[投票(7)]
★4私の20世紀(1989/独=キューバ=ハンガリー)双子の姉妹は、他者の富を不正に奪取する詐欺師と、国家の体制を暴力で転覆させる革命家になった。反順法、反権力という生き方。20世紀(今も?)に至るまで「制度」は男によって作られてきた。だから華麗かつ執拗に否定することこそが“女の正しさ”の証しなのだ。 [review]寒山[投票(1)]
★3ニューヨーク・ニューヨーク(1977/米)楽曲シーン以外、ほとんどジミーとフランシーヌのやりとりのみ。しかもどのシークエンスも長尺で、話しの拡がりをあえて排除し、二人に焦点をあてる構造なのだが、「執着」と「柔軟」の掛け合いはすれ違い、その葛藤は見えず。ライザ・ミネリの歌で体裁を保つ。モノリス砥石, ナム太郎[投票(2)]
★2新聞記者(2019/日)脚本が浅い。これじゃ性善説にすがるお人好しの新聞記者の話しにみえます。サスペンスを生む仕掛けなど皆無で、今さら全国民が知っている話しをならべて問題を提起したり告発したつもりになられても困る。望月衣塑子さんは断固、抗議すべきじゃないですか。 [review]がちお, クワドラAS[投票(2)]
★3モンタナの風に抱かれて(1998/米)馬の治療はほとんど描かれないのに、延ばしに延ばした3時間という語り口の長さで「すべては時が解決するのだ!」となんとなく了解させられてしまう「我慢」の中年恋愛映画。まだまだ元気な63歳、レッドフォードの色恋ざたにかける未練に、二枚目俳優の業をみる。ALOHA, jollyjoker[投票(2)]
★4億万長者(1954/日)映画公開の1954年は米国の統治から解放されて2年、朝鮮戦争特需の余韻に浸っていたころで、さらに2年後には「もはや戦後ではない」と経済白書に書かれた時期。だから税金払えない人の言い訳も、払わない奴ら居直りも、どこか明るく力強いのかなって感じました。 [review]寒山[投票(1)]
★4黄金の腕(1955/米)街の住人が、みんな下品でがさつで頭が悪そうなところが魅力的。その中にあって、掃き溜めに鶴のキム・ノバク。誰だってエレアノ・パーカーよりこっちの方が良いに決まってる。流麗なカメラワークで、サスペンス風味も程よく効いてうまい。けにろん[投票(1)]
★3狼たちの午後(1975/米)大した覚悟もなく、現状さえ変えればなんとかなるさと飛び込んだ先で、そんなに甘くないことを始めて知る。対峙した敵の周りで無責任にはやし立てる民衆。待っているはずの妻や恋人の心は離れ、行く先どころか帰る所もまま成らない。銀行もベトナムだった。けにろん, たろ, はしぼそがらす, ペペロンチーノほか9 名[投票(9)]
★4第五福竜丸(1959/日)この作品がもつ静かな力強さは、例えば愛吉(宇野重吉)らを看る臨床医(永井智雄)を始め、学者、為政者、そして愛吉の無言の帰省を送り、迎える総ての人びとが示す誠実さから生まれている。人の誠実さが担保されなければ、この問題は何も解決しないというのは正しい。寒山[投票(1)]
★4ラッキー(2017/米)頑固でぶっきらぼうだが、礼儀はわきまえている常識人。ヘビースモーカーにして健康体。枯れていながら、意外と女性に人気もある。リクガメのように飄々と、いつもそこに「居る」だけだが、町じゅうの人がその影を優しく見守っている。こんな老人に私もなりたい。 [review]プロキオン14, 水那岐, ゑぎ[投票(3)]
★5ウィーアーリトルゾンビーズ(2018/日)画も音もひっくるめて過剰かつ断片的なおぼつかなさが思春期の心象を象徴する。とは言え、おもちゃ箱をひっくり返しながらも“希望”に向かう姿勢に地に足の着いた骨太さがあるのは、ディフォルメしつつも現実に対して嘘をつかない誠実さが底流にあるからだろう。 [review]けにろん[投票(1)]
★4パターソン(2016/米)日々の雑事が人生なら、詩作は濾過された人生の痕跡。詩心皆無の私など映画館の闇で雑事を紛わすのが関の山。夫を愛する自分を含め、感性のままに総てを謳歌するゴルシフテ・ファラハニがキュート。彼女の夢語りに始まり頻繁に登場する“双子”も楽しい。 [review]KEI, ナム太郎, 3819695, けにろんほか7 名[投票(7)]
★3早春(1956/日)観念や抽象を用いず人の普遍性を描こうとする小津は題材を常に日常に求めるのだが、それは一歩間違えると表層的な通俗へと陥る危険性を孕んでいる。『宗方姉妹』や『彼岸花』も同じなのだが、この作品の三角関係やサラリーマン生活には深みが感じられない。KEI, 町田, けにろん[投票(3)]