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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/116)

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★4エンドレス・ポエトリー(2016/仏=チリ=日)家族との軋轢や友人との葛藤といった「負」を描きながらも、老作家の自伝は刺激的で絢爛で騒々しくポジティブだ。それは90年に及ばんとする「創作」に対する欲望の持続と、人生のすべてを肯定的に書き換えようとする自己愛の深さの発露だ。なんと幸福な人生だろう。 [review]水那岐[投票(1)]
★5冒険者たち(1967/仏)あたかも鉄の鎧を身にまとったキリスト像が、水底めざして舞い降りてゆくようだ。悲しみを越える美しさ・・・映画史に残る葬送シーン。 [review]けにろん, 赤い戦車, Ribot, ナム太郎ほか7 名[投票(7)]
★4ノクターナル・アニマルズ(2016/米)のっけの強烈な挑発にデヴィッド・リンチ再来の予感。だが、平行して描かれる世界は互いに越境することなく交わらず明晰なまま続く。小説「夜の獣」はスーザン(エイミー・アダムス)を混濁ではなく覚醒へ導くための仕掛けだ。悪意は純粋なほど鋭利なのだ。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4女地獄 森は濡れた(1973/日)山中の館の闇に、そして男の背徳に依存しながら生きる女・中川梨絵。シーンごとに変わる口調と声のトーンに精神の不安定さがにじみ出る。不気味な好演。寒山[投票(1)]
★3おじいちゃん、死んじゃったって。(2017/日)あれもこれもと欲張りな脚本に、こんなこともあんなこともの無節操な演出。シーンごとにトーンが変わり、イメージも感情も物語も、心にも頭にも、なーんにも残らず一本の映画に見えないのです。水野美紀登場の颯爽と孤軍奮闘の岸井ゆきのにプラス1点。ペペロンチーノ[投票(1)]
★2探偵はBARにいる3(2017/日)何の綾もなく進行の説明に終始する退屈な脚本を、何の工夫もなく消化するだけの演出の怠慢。活劇にも喜劇にも、ましてハードボイルドなんてほど遠い。こんなつまらない北川景子リーリー・フランキー前田敦子も観たことないが、彼らのせいではない。 [review]セント[投票(1)]
★4(秘)女郎責め地獄(1973/日)死の臭いを放つ女が、望みと諦めの間を揺れ動くさまを中川梨絵は声で演じ分ける。時に低く唸るように、時に微かに囁くように、そして甲高く嘲るように。これだけの女優が、スクリーンを去って久しいのは日本映画にとって大損失。 寒山, sawa:38[投票(2)]
★4南瓜とマヨネーズ(2017/日)常識人からすれば思わず説教でもしたくなるズルズルの関係。それが何故か愛おしく見えてしまうのは、焦点が欠落した臼田あさみの目が醸し出すゆるい人相のたまもの。女に「打算」がないのだから「悲壮」など生じる分けもない。すると常識とは打算のことか。 [review]けにろん[投票(1)]
★3トラック野郎・突撃一番星(1978/日)あどけない原田美枝子が時おり見せる蓮っ葉で投げやりなしぐさ、元祖泣き芸人せんだみつお絶頂期のドタバタぶり、とことんブス道を行く樹木希林の不気味な女気、果敢に二枚目に挑む川谷拓三、そして亜湖のオッパイ。嗚呼、70年代末期の邦画。KEI, 寒山[投票(2)]
★4トラック野郎 度胸一番星(1977/日)桃さん(文太)と譲治(千葉)の対決は迫力充分、その上女の情念の物語。幽霊のエピソードがこんな伏線になっているとは。娼婦マヤ(夏樹陽子)の一途さに胸揺すられ、教師水名子(片平なぎさ)のはかなさに愕然とする。野上龍雄脚本の勝利。KEI, 甘崎庵[投票(2)]
★3トラック野郎・望郷一番星(1976/日)子供連れで風俗という発想自体凄いが、それを堂々と画にしてしまう鈴木則文の尋常ならざる感覚に脱帽。ケバい浴室に裸の子供と女たちが納まるシーンはシュール。一転、ボロ吊り橋は『恐怖の報酬』の緊張感。どうにも島田陽子の臭さが我慢できず1点減点。KEI, けにろん[投票(2)]
★4トラック野郎 故郷特急便(1979/日)どこか日活アクションのムードを漂わせる中島丈博脚本を得て、森下、石川のツインマドンナがさえる。特に、文太を相手に石川さゆりが見せる葛藤と哀惜が素晴らしく、何故女優も続なかったのか惜しまれる。それに比べて男どもが今ひとつなのが残念。寒山[投票(1)]
★3禅と骨(2016/日)「禅」が生きながら達する無我ならば、「骨」は人生の最期の最後に残った未練の塊(カタチ)なのだ。この多才な奇僧にとって“ものごとを成す”という行為は、すべて未練を断つための無意識の欲求だったようで、映画制作への尋常ならざるこだわりもまたしかり。 [review]きめこめ[投票(1)]
★4女神の見えざる手(2016/仏=米)片や憲法を楯にとる銃所持の可否問題。対するは議会主義を操る扇動ロビー活動。そんな決着なき「白と黒」の狭間の情報戦と民意操作の危うさを深刻に問う告発映画と思いきや、ハリウッド保守本流の伝統芸に裏打ちされた堂々の娯楽映画。良い意味で裏切られて大満足。 [review]プロキオン14, ゑぎ, jollyjoker[投票(3)]
★5リュミエール!(2016/仏)50秒の短編108本と聞いて教科書的退屈さを懸念するも、過剰さを廃し要点を簡潔に示唆するナレーションが、観る側のさらなる興味と思考を刺激する至福の時を過ごす。理にかなった演出術に、リュミエール映画とはただの撮りっぱなし映像だと誤解していた自分を恥じる。 [review]DSCH, きめこめ, セント[投票(3)]
★4赤ちょうちん(1974/日)60年代の青春が不足に対する充足願望を推力にしたならば、70年代は充足の中の孤立打破を推力にする。義眼(=見えない目)を飲み込み世間と対峙しようとする男、義眼をお守りに世間に耐えようとする女。あの時代の、そんな気分。けにろん, TOMIMORI[投票(2)]
★5台風クラブ(1984/日)大人は子供達の不安と不満を混同する。彼らは、本当は不満など持たない。あるのは不安。だが、それを示すすべも持たない。なぜ、私達はそんな事も忘れてしまうのだろう。週一本, けにろん, 水那岐, 町田ほか11 名[投票(11)]
★4裁き(2014/インド)この映画に主人公はいない。街の「たたずまい」と下級裁判所の「ありよう」と集う人々の「暮らしぶり」の向こうに透けて見える気配が主役だ。おそらくムンバイの人々は、この気配に気づかず日々をやり過ごしているのだろう。気配とは階級制の「なごり」のことだ。 [review]3819695[投票(1)]
★3小さいおうち(2014/日)小さな一家の平穏と、自らの淡い心情。タキ(黒木華)が守ろうとした二つのものは、あっけなく戦火にのまれてしまう。60余年前の、あの時にタキが失くしたものは「幸福」になるための糸口だったのかもしれない。湿っぽさのない松たか子の陽が魅力的。ペペロンチーノ[投票(1)]
★4幼な子われらに生まれ(2017/日)世の中、本当は理屈では割り切れないことで成り立っている。「いつも理由は訊くけど、気持ちは訊かない」と元妻に詰問され絶句したこの男、人生は理屈でなんとかなると信じていたのだ。そんな男が、考えても答えのないこともあるとうい事実を知るまでの責苦物語。 [review]シーチキン[投票(1)]