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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/141)

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★4冬薔薇(ふゆそうび)(2022/日)人生の終幕を向かえている夫婦のもとに行き場をなくした者たちが生きるために吹き溜まる。誰もが“後悔”を秘めながら。これから始まる長い人生の入り口で世間の歯車と噛み合わず人生の軌道に乗れない若者たちがいる。彼らが“後悔”を得るにはまだ経験が足りない。 [review]けにろん[投票(1)]
★3ジャンケン娘(1955/日)当時、三人の共演が大衆に与えたインパクトは最早伝説としてしか知る由もないが、確かに今観ても三者三様の個性と才能は際だち、それだけで娯楽映画としての成立要件を充分満たしている。戦後芸能界の新しい息吹と躍動を感じる実に楽しい歌謡映画だ。寒山拾得[投票(1)]
★4四季の愛欲(1958/日)呆れるほど図式的で、驚くほど奔放な男女関係を詰め込んだ長谷部慶治脚本を、必要最小描写と魔法のようなテンポで押し切ってしまうので、その「関係」の不自然さに躊躇する間さえ与えない中平康マジック。とは言え、那須駅でのオチにはさすがに場内苦笑。寒山拾得[投票(1)]
★3東京2020オリンピックSIDE:B(2022/日)うわべだけの反省で自ら引き際を美談に仕立てる主演(私見です)の森喜朗と、演出交代で電通の佐々宏に向ける野村萬斎のマスク顔に際立つ軽蔑の眼差し。新たに組織委理事に起用された女性たちの真っ当さと、あくまでも“わきまえる”癖が抜けない女性政治家たち。 [review]jollyjoker[投票(1)]
★5白い牛のバラッド(2020/イラン=仏)これはきつい。母と娘は何も語れないまま、すべてを失い孤立する。悲嘆の女は真新し白壁の部屋でも黒いチャドルで全身を覆い、牛乳工場では白光のもと白い作業服姿だが頭には黒いへジャブ。そのコントラストの強さは、そのまま戒律という名の因習の闇を際立たせる。 [review]jollyjoker, ペンクロフ, けにろん[投票(3)]
★4かもめ食堂(2005/日)人は生きている限り煩わしさを抱え続ける。だから、ここに描かれた必要最小限の繋がりで互いの気持ちを分かち合うという人間関係は、我々にとっての永遠の理想なのだ。「やりたくないことはしないだけ」。そう、これは私達の夢を具現化したファンタジーなのだ。 [review]DSCH, shu-z, りかちゅ, Orpheusほか18 名[投票(18)]
★4ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米)詳しいことは読売新聞に書いてあると国会で答弁する厚顔な首相も、記者会見でCNNは嘘つきだとダミ声でまくし立てる大統領も、メディアは自分の道具であるべきだと考えている。ジャーナリストも株主も、それで飯を食う限りメディアは自分のものでないと困るのだ。 [review]KEI, 週一本, おーい粗茶, disjunctive[投票(4)]
★3コント55号とミーコの絶体絶命(1971/日)良く言えば安定感のある毒気の薄いファミリー向け、悪くいば60年代のマンネリズムを思い切り引きずった松竹のパターン喜劇。テレビの申し子「コント55号」を旧来の喜劇映画の型にはめ込み、コンビの持ち味であるスピード感を殺してしまっている斜陽期ルーチン作。 寒山拾得[投票(1)]
★4キングスマン(2015/英)アメコミヒーローの空疎なリメイクに食傷ぎみの身には、自信満々、嫌味すれすれのコリン・ファースのドヤ顔が人間臭さくて心地よい。さらに、彼の諜報話に程よく若手の選抜話が絡み合い、単純な007パロディの域を脱しオリジナル性を獲得してめっほう面白い。 [review]トシ, おーい粗茶, けにろん, YO--CHANほか5 名[投票(5)]
★3銀座カンカン娘(1949/日)小品ながら堂々たる大衆芸術賛歌。個性はバラバラでも息はピッタリの高峰、笠置、岸井明のトリオが微笑ましく、アレンジを変えて何度も聴かせてくれる「銀座カンカン娘」の大サービスも楽しい。志ん生が一席語りながら暗転し幕を閉じるエンディングが小粋。ゑぎ, 水那岐, 寒山拾得[投票(3)]
★5愛と希望の街(1959/日)大島渚は「リアルと観念」をフィルムの上に両立させることのできる稀代の作家である、ということをデビュー作にして証明した。演技者を突き放してとらえるシビアな視線が、観る者の空想や情緒を徹底的に排除する。最後の5分間は身震いが止まらない。t3b, 寒山拾得, セント, ジャイアント白田[投票(4)]
★3キングスマン:ファースト・エージェント(2020/英=米)歴史の暴力に抗うお話しには好感が持てるのですが、私は平民なので鉄十字勲章が前提の貴族的平和主義を持ち出されると、ちょっとなぁ〜というのは野暮なのでしょうね。シリーズの皮肉っぽいユーモアのファンで観続けているのですが、今回はもの足りなかったです。 [review]トシ[投票(1)]
★3乾いた花(1964/日)時代の重さを背負った池部良は堵場が象徴する前近代的世界から抜け出せず、開通したての首都高をオープンカーで疾走する加賀まりこはその様式の中に散ろうとする。二つの虚無が時代を挟んですれ違い、モノクロームの世界に一瞬静かな炎が見える。 [review]t3b, 直人, ボイス母, 町田[投票(4)]
★3赤ちゃん教育(1938/米)同時代のハリウッド女優に比べて、客に媚がないぶんC・ヘップバーンのエキセントリックさは可愛さを通り越して随所に刃物のような鋭さを見せる。この喜劇がどこかスリリングなのは、ホークスの仕掛けやC・グラントの思惑を半歩踏み超え彼女がはみ出すからだ。 ジェリー, 動物園のクマ, 3819695[投票(3)]
★3ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020/中国)歯切れよく画を刻む簡潔な語り口が情緒過多を排除し心地よく、村人こぞって映画を救う屋内シーンに代表される初期作群にあった光線への繊細なこだわりや、クルクルと大きな瞳が愛らしいリウ・ハオツンを得てチャン・イーモウの原点回帰が嬉し懐かしの佳作。 [review]ペペロンチーノ[投票(1)]
★3フレンチ・ディスパッチ(2021/米)厳密な規則はカラーとモノクロ、2種類の画面サイズの使い分けだけ。縦/横、高/低、奥行き、寄り/引きと奔放な視点移動と目まぐるしいカットつなぎに圧倒される。そのルール無視ぶりは喜劇という"優柔”を借りて意味や必然を無化して物語を語る挑戦的な実験に見えた。 [review]週一本[投票(1)]
★2海猿(2004/日)訓練シーンに工夫がなく迫力がないので、ただのガマン大会にしか見えない。だから水の怖さが伝わらず、海底のクライマックスが浮いてみえるというシャレにもならない体たらく。この手の娯楽話の展開は単調でもかまわない。その分、ぐいぐい引っ張る力が欲しい。ダリア, IN4MATION, らーふる当番[投票(3)]
★4パリ13区(2021/仏)大きな瞳に自身の衝動への戸惑を浮かべつつ暴走し、人生のレールに乗れないインテリ崩れをルーシー・チャンが好演。柔らかなトーンのモノクロ映像が性描写の生々しさを中和して美しい女性映画。何といってもWebという“逃避空間の女”の存在が現代性を担保する。 [review]けにろん[投票(1)]
★3ミッドサマー(2019/米=スウェーデン)闇夜より白昼。怨念より信念。本当に怖いのは狂気じゃなくてマジで本気の人間だという“笑顔”のホラー。白と緑を基調に赤や黄色の花散りばめたエコ印みたいな意匠の面白さで、とりあえず2時間半あきずに観られるが、恐怖の描き方は表層的で中身はスカスカ。 [review]t3b, はしぼそがらす, DSCH, ロープブレークほか7 名[投票(7)]
★2金融腐蝕列島 呪縛(1999/日)社会派・娯楽映画でも、かつての山本薩夫作品の巨悪に挑む仰々しさに比べて、良く言えば軽やかでスピーディな語り口だが、驚きや憤懣も軽量級。これも、小悪党しかいなくなった「今」の象徴と割り切れなくはないものの、金を払って観るほどの価値はなし。寒山拾得[投票(1)]