コメンテータ
ランキング
HELP

ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/114)

人気コメント投票者
★3都会の牙(1950/米)いささか統率を欠いたアナーキーな演出が魅力。スタジオ(お話し=会計事務所、ホテル、ジャズバー、病院、取引先、暗黒街)を飛び出してはリアルな街中に身を投じ、またスタジオへと戻る主人公のロケシーンの無防備な突進が、作りものっぽさのない切迫感を作り出す。3819695, ゑぎ[投票(2)]
★4未来よ こんにちは(2016/仏=独)妻でもなく、娘でもなく、母でもなく、恩師でもなくなるとき。人生の“役”が次々と消失しても、この聡明な哲学教師は慌てない。ひたすら動き回りながら考える。ついに、自らペットの飼い主であることすら放棄して、自分は自分になることを冷静沈着に選択する。 [review]3819695, けにろん, シーチキン[投票(3)]
★5殺人の追憶(2003/韓国)捜査に携わる男たちの焦りが、何か大きなものに急き立てられる苛立ちへといつしか変わっていく。それは、やり残したことを抱えながら青春を終えなければならない少年のやるせなさに似ている。目に見えない「ある価値」の終焉が映画の根底に存在するからだ。 [review]べーたん, kirua, DSCH, ほか24 名[投票(24)]
★4ゼンタイ(2013/日)どの逸話の登場人物たちも行動しない、行動するまえに手前勝手な、あるいは自己防衛的な理屈を並べたてるだけだ。ゼンタイたちは違う。彼らは姿を隠しながらも行動し連帯の可能性を探り確かめ合う。この両極の「あいだ」は、どこへいってしまったのだろうか。 [review]jollyjoker, ペペロンチーノ[投票(2)]
★4FAKE(2016/日)薄暗い室内に大きな音で鳴り響く玄関チャイムや、窓外を走り抜ける電車の癇に障る轟音。もしも、この耳障りな生活音が、聾唖者の暮らしぶりを演出するためのFAKEだったとしたら森達也ほど巧妙な嘘つきはいない。私のなかの、疑うことと、信じることの曖昧さ。 [review]きめこめ, 3819695, ペペロンチーノ, サイモン64ほか5 名[投票(5)]
★4海辺の生と死(2017/日)その恋は一瞬にして点火し熱を発散させながら空襲(死)の気配のなか発火する。南の島の熱気と湿気をふりまきながら、そんな女の心情を満島ひかりが体現し尽くす。理性のタガがはずれたように本能のままに男にすがり続けるクライマックスの夜の浜辺のは圧巻。 [review]寒山[投票(1)]
★5ローサは密告された(2016/フィリピン)たとえピントがボケようが“撮る”ことを放棄しない。劇映画なのに露骨なまでにカメラの意思が貫かれる。それは、今の自分たちの社会のありようを、語るのではなく、見つめるのでもなく、見せるのだという強い思の表れだ。私たちの目はまんまと釘づけにされる。 [review]シーチキン, セント[投票(2)]
★4拳銃魔(1949/米)善良でありながら、銃という凶器に同化していく男(ジョン・ドール)のどうしようもなく危うい生い立ちが悲しい。そんな男が愛したのは同好の銃使いの女(ペギー・カミンズ)だが、生きる術として銃に馴染んだ女は、銃そのものである男を“守護者”として選んだのだ。 [review]寒山[投票(1)]
★420センチュリー・ウーマン(2016/米)大恐慌と大戦を知るシングルマザー(アネット・ベニング)は、ひたすら強気で人生を突き進むことで幸不幸という価値の外側に身を置いて平穏を保ってきたのだ。そして55歳、あらゆる価値が変転する70年代に直面し“幸福”の意味が分からない自分に戸惑い立ち尽くす。 [review]けにろん[投票(1)]
★3悪人(2010/日)和解ではなく破壊を選択してしまう男の話しである。警察署の前で葛藤する二人を打つ豪雨。父娘の再会を濡らす冷たい雨。笠松則通が写す人を分かつ雨が美しく切ない。現代の閉塞と酷薄を精緻、かつ直裁に編んだ脚本も好いが、生真面目さがいささか堅苦しくもある。 [review]jollyjoker, けにろん, 青山実花[投票(3)]
★4パンと植木鉢(1996/仏=イラン)今、思えば79年の王政打倒が、現在の西欧対イスラムの敵対構図の引き金になっており、その後イランが国内外で選択した道は、必ずしもモフセン・マフマルバフが見た夢と同一ではなかっただろう。三人の若者に託された希望は、自らの過去との決別の証しでもある。寒山[投票(1)]
★4いぬむこいり(2016/日)遅れてきたアイドルに再び勃起するシニア左翼の夢精物語が発火点となって、戦場を駆ける中年カップルの面倒くさい青春冒険譚が燃え上がる。沖縄やエルサレムを想起する近親憎悪的対立に決着を着けるのは、異種混合が産み落とす無私無欲の純愛暴力であるという暴論。 [review]けにろん, ロープブレーク[投票(2)]
★4エド・ウッド(1994/米)観客のために映画を作る人というのは投機という私利のために作る人で、自分のために映画を作るべきだという人は自己顕示という私欲のために作る人のことだ。ただひたすらに映画が作りたいという人は、仲間とともに制作の過程に夢を見ることのできる人のことだ。週一本, DSCH, 山ちゃん, pori[投票(4)]
★4殺人者(1946/米)冒頭、たっぷり時間をかけた殺し屋の登場で有無を言わさず物語に引き込んで、調査員(E・オブライエン)の過不足なく手際の良い狂言回しで興味をそらさぬ好演出。33歳のバート・ランカスターの純情武骨。24歳にしてふてぶてしいエヴァ・ガードナーの妖美。セント[投票(1)]
★4妖婆・死棺の呪い(1967/露)ロケとセットが不器用に入り混じり、絵画的色彩と人工造形が奇妙な風合いを醸し出しファンタジーを支える。村人や神学生の俗っぽい阿呆顔と対置される老婆の醜さと娘の美しさの徹底ぶりが、この世ならざる気配となって怪奇を煽る。百鬼夜行の宴は魑魅魍魎の演舞。寒山[投票(1)]
★4ジャッキー ファーストレディ最後の使命(2016/米=仏=チリ)こんな濃密な伝記映画を知らない。11月22日の夫の射殺から25日の埋葬までの4日間に、彼女の人生で起きただろう悲嘆、不安、混乱、プライド、孤独の大半が集中してしまったかのようだ。そんな心の揺れをナタリー・ポートマンは表情の微妙な歪みで体現する。 [review]ゑぎ, 濡れ鼠[投票(2)]
★3カフェ・ソサエティ(2016/米)欧州行脚を謳歌したアレン帰国後初のNY回帰。相かわらず好調なハリウッド風刺にほくそ笑むも、起死回生“カフェ・ソサエティ”のざまあ見ろ効果はどこえやら。純情ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は好青年のまま、もの分り良さげな「おとな」に成り下る。 けにろん[投票(1)]
★4リオ・ブラボー(1959/米)冒頭の10分で話の設定を全て終え、後は緊張感とユーモアの絶妙のバランスで2時間超を見せてしまう手腕はさすが。ディーン・マーチンリッキー・ネルソンの歌まで聞かせる大サービス。アンジ―・ディッキンソンのあばずれぶりも可愛い。 動物園のクマ, 緑雨[投票(2)]
★3君の名は。(2016/日)思考を停止させるリズミカルなカッティング、神木隆之介上白石萌音の清々しい声音の掛け合い、さらに実物よりもリアルで美しい背景画、そして呪文のように韻をふむRADWIMPSの楽曲で、話しの辻褄の合わなさはウヤムヤにされ、ひたすら心地よさだけが残る。 [review]IN4MATION, Orpheus, Sōjun, カプリコーンほか13 名[投票(13)]
★4ジャージー・ボーイズ(2014/米)お決まりの栄光と挫折。でも「挫折話なんて面白くないでしょ」とばかりに、さらりと流して映画全体をポジティブ・トーンが貫く能天気さに好感。フォー・シーズンズは世の中の「陽」の代弁者であり、彼らは常に好い思い出として語られなければならないのだろう。 [review]KEI, 緑雨, サイモン64[投票(3)]