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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/111)

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★4お嬢さん(2016/韓国)日本へのおもねりが凝縮した醜悪美に彩られた奇妙な館。エセ日本人の財産を狙うニセ日本人。交わされる怪しげな日本語による偽りの恋愛劇と、朝鮮語による真の愛憎劇。そんな「偽もの」の坩堝からの飛翔は、思いの純度が高いぶん鮮やかさを増し先行きの不安を払拭する。 [review]寒山, ゑぎ[投票(2)]
★1GODZILLA ゴジラ(2014/米)サスペンスを引き受けるべきドラマの構成が雑で、どこにも「恐怖」が描かれていないから退屈。金はあるが知恵がないハリウッドが、苦し紛れに手を出した失敗リメイク作のうちの一本でしかないのだが、この偽ゴジラ映画が内包する罪深さにだんだん腹が立ってきた。 [review]tkcrows, Myrath, 水那岐, ヒエロほか10 名[投票(10)]
★4おんなの細道 濡れた海峡(1980/日)自信のなさが優しさに見えてしまう男の、情けなさを三上寛が好演。石橋、草薙含め男が好いと女が光るのがロマンポルノ。ストリッパー山口美也子の虚ろな目や小川恵の居直り、生活感漂う場末の根無し女桐谷夏子のアンニュイなエロスは特に絶品。寒山, けにろん[投票(2)]
★2極道の妻たち 最後の戦い(1990/日)反男性性を強く意識した高田宏治脚本に対して、汎男性性から一歩も抜け出せぬ無骨な山下耕作演出と木村大作の投げやりな撮影で主題が混乱。漫画みたいな半端な色気を漂わせるかたせ梨乃や、ラストの岩下志麻の場違いで素っ頓狂な衣装に失笑。 [review]pori[投票(1)]
★3トスカーナの贋作(2010/仏=伊=ベルギー)男と女の15年の間に生じる、或いは生じたであろう位相のずれを、わずか数時間の劇中時間のなかでシームレスに再現する知的遊戯の妙。奔放な息子に苛立つときも、理屈先行の作家の男性性をなじるときも、ジュリエット・ビノシュの「おんな」の艶っぽさが魅力的。緑雨, ジェリー[投票(2)]
★2ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う(2010/日)相変わらずの石井隆の導入部の力技に胸高鳴るも、ガラスの靴をはかされた汚れたシンデレラ嬢の純情ぶりに魅力無く、怨嗟の感情の振り幅も類型的で突き抜けず、入れ込む男(竹中直人)の心情が上滑りする。さらに、堕ちてこそ石井のはず。半端な癒しなど見苦しい。 [review]DSCH, MSRkb, 煽尼采, movableinferno[投票(4)]
★53泊4日、5時の鐘(2014/日=タイ)小旅行の昂揚感のなか、何気ない会話や行動がチクチクと刺激し合う棘となって互いに苛立ち始める女たち。隠しきれない欲望が滲み出し、ついに感情が弾け飛び、本音がカタチとなって表出する。そんな生々しくも激しい心の動きが苦い笑いとともに淡々と描かれる。 [review]けにろん[投票(1)]
★4ニッポン無責任時代(1962/日)60年代の超競争社会。誰もが、生活を維持するためではなく、貧しさから抜け出すため自由と引き換えに我が身を組織にゆだねた時代。そのフラストレーションの具現化が、どこにも帰属せず成り上がるヒーロー植木等。時代が生んだモダニズム喜劇の快作。 まー, YO--CHAN, 荒馬大介, 死ぬまでシネマほか5 名[投票(5)]
★4アメリカン・ビューティー(1999/米)伝統的価値が破壊された混沌の70年代を生きた若者たちは、新たな価値を創出できぬまま世紀末を迎えた。旧弊の象徴である「家族」のカタチをなぞる者たちの戸惑いが、私には痛いほど分かる。後にも先にもこの系譜の映画が存在しない「孤立」こそが本作の時代的意義。シーチキン, 週一本[投票(2)]
★56才のボクが、大人になるまで。(2014/米)一瞬を逃すなと人はいうけれど、一瞬こそが「すべて」なのだ、と劇中で語らる。その「すべて」の蓄積こそが時間であり、人生であり、歴史であるということ。「その時」を12年間記録し続け、ドラマを創作することによって時間そのものの映像化を試みるという野望。 [review]ペンクロフ, カルヤ, セント, deenityほか6 名[投票(6)]
★3マネー・ショート 華麗なる大逆転(2015/米)浮かれ気分が庶民の眼をくらまし、同調圧力がエリートの思考を止める。自国の破綻によって巨万の利益を得るという矛盾に「金融」の悪魔性が滲む。早口でまくしたてるような語り口と、不安定な画面が浮つき気分を醸し、人の業を白日の下にさらす笑えない喜劇。 [review]t3b, カプリコーン, けにろん[投票(3)]
★3ラ・ラ・ランド(2016/米)カメラとダンサーの動きが複雑に交錯する高速道路の乱舞のアイディアは確かに面白い。その若者たちの熱気と出世欲のエネルギーは、パーティ―の狂騒を経て、ハリウッドの夜景に閉じ込められ、物語は一瞬にして「二人の世界」へ収斂し最後まで他人の介在を許さない。 [review]セント, 3819695, シーチキン, Sigenoriyuki[投票(4)]
★3裏窓(1954/米)ヒッチコック作品が退屈な理由。1、饒舌すぎる会話シーン。2、感情移入を拒む主人公たちの特異な職業や身分。3、美しすぎて状況から浮きまくる女優。・・・クライマックスまでに、必ず3回は睡魔に襲われてしまう。名作の誉れ高いこの映画も私には同じ。けにろん, NOB, junojuna, 太陽と戦慄ほか5 名[投票(5)]
★3沈黙 -サイレンス-(2016/米)キリスト教を真に解さない私は、古今東西のこの手の映画を観るときは、安らぎを渇望しつつ「神の沈黙」というサディスティックな仕打ちに身も心も呈し、信じることと、疑うことの葛藤に悶え苦しむ、ちょっと変質的な人々のマゾ映画として楽しむようにしています。 [review]けにろん, もがみがわ, 3819695, おーい粗茶ほか5 名[投票(5)]
★5男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日)立っていることはおろか、座ることさえおぼつかない渥美清を見て、山田洋次は二つの思いを作品の軸として準備したに違いない。一つは寅次郎の永遠の休息のためにリリーを。もう一つは渥美の再起を祈り復興せんとする神戸を。 [review]寒山, プロキオン14, TOMIMORI, Santa Monicaほか6 名[投票(6)]
★3男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日)前ニ作に続き後藤久美子は彷徨う少女を好演するが吉田日出子の哀切がそれを圧倒。お聖さんの影のある悲しい明るさは、リリー(浅丘ルリ子)、ぼたん(太地喜和子)、ふみ(松阪慶子)に匹敵する。寅とタコの久しぶりの喧嘩が痛々しい。寒山, TOMIMORI, けにろん[投票(3)]
★4ディストラクション・ベイビーズ(2016/日)人は物事に「理由」を付けることで平穏を保つ。それは暴力に対しても同じだ。いじめの原因。殺人の動機。戦争の発端。懸命に理由を探し、見つからなければ作り出してでも安心を得ようとする。泰良(柳楽優弥)の血染めの拳は、そんな柔な理性の壁を打ち砕く。 [review]deenity, ペペロンチーノ[投票(2)]
★4ブラインド・マッサージ(2014/中国=仏)盲人たちが言葉を交わすとき、その顔と顔は触れ合わんばかりに近い。互いの本心を気配や体温で確認するかのようだ。手持ちの接近ショットで捉えられたその像は、ふいにボヤケ、ふいに焦点を結ぶ。健常者である我々は、被写体である盲人たちとの「距離」を見失う。 [review]濡れ鼠, きめこめ[投票(2)]
★4ゲッタウェイ(1972/米)合理的で無駄のないカティングと抑制されたサウンドエフェクトはアクション映画の手本。出演者の人相の悪さは犯罪映画の見本。アリー・マックグロウは 待つ女の鏡。けにろん, ニュー人生ゲーム, 町田[投票(3)]
★4男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983/日)家族の一員である幸福と、個人として生きることの幸福。和尚(松村達雄)一家の葛藤が、正統的松竹大船ドラマとして描かれる。杉田かおる中井貴一のクラシックカップルに、おいちゃん・おばちゃんの青春がさりげなくダブルのが心憎い。寒山, 直人[投票(2)]