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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(130/149)

人気コメント投票者
★3夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)リー・バン・クリーフを軸にしたクリント・イーストウッドジャン・マリア・ボロンテの個性のバランスが絶妙。無遠慮でずけずけと進む話の展開に、切れの良いアクションがこれまた心地よい。冒頭のクレジットタイトルのお洒落さはさすがイタリアン。山本美容室, もっこす, おーい粗茶[投票(3)]
★3東京の宿(1935/日)男は結ばれずして家父長の定めを引き受ける。見事な浪花節映画。坂本武岡田嘉子飯田蝶子がかもし出す男女間の、そして世の中とのしがらみのあやが、決して戻ることのできない子供らの無邪気さと対比され逃れることの出来ない哀愁が涙を誘う。けにろん[投票(1)]
★4東京マリーゴールド(2001/日)エリコの勝負とタムラの孤独。期限付きだからこそ女は勝負に出た。そこで“見えたもの”はヌケガラ。男の孤独は病的で痛々しく、恐ろしささえ感じる。・・・やはり田中麗奈には生命保険より味噌汁のほうがよく似合う。セント, 水那岐, ことは, ナッシュ13ほか7 名[投票(7)]
★2ひめゆりの塔(1953/日)沖縄の風土と方言を無視してしまった時点で、この貴重な物語を意味のないものにしてしまった。島の少女と教師、軍医、本土から来た軍人と兵士。その意識の差異(微妙な階級意識)を描かなければ、本土決戦の意味を描いた事にならない。 [review]町田, 直人[投票(2)]
★2IZO(2004/日)自らの破綻承知で思いを遂げるのがテロルなら、この作品自体がテロであって欲しかった。だから、未消化でダルな脚本と破天荒にはほど遠い既視的イメージによる半端な破綻の仕方が気にくわない。三池崇史には、業界を揺るがすほどの戦略的破綻を期待する。死ぬまでシネマ, 町田[投票(2)]
★5恋する惑星(1994/香港)ずっと伸びてきた物語の線が、フェイの店で一瞬横ズレを起こして次の話しへと伸びて行く。交錯したのは、一か月前の「過去」を諦める男と女の物語と、一年先の「未来」を手にする男と女の物語。不思議な感覚を醸し出す「時間と距離」のオムニバス映画だ。evergreen, ゼロゼロUFO, HW, boocaほか6 名[投票(6)]
★2サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2001/日)結局、異常者(あえてこう書く)の苦悩を描くふりをしながら、いつのまにか主題を家族内の矮小な関係にすりかえて凡人の涙を誘うことで、異常者を単なる奇異と笑いの対象でしか見られない作者自身の醜悪さを誤魔化そうとしている欺瞞映画。演出も冗長で凡庸。セント, 緑雨[投票(2)]
★2モスラ MOTHRA(1996/日)息子を連れて観に行ったんですが眠ってしまいました。立ち見の子供達に悪い事をしました。甘崎庵[投票(1)]
★4ジンジャーとフレッド(1985/独=仏=伊)見世物師たちの矜持。将軍は言った。君たちが人生を豊かにする、と。テレビの特番のために集められた「見せるモノ」を持った者たちが、見られる者としての誇りを堅持しているということ。私たち大衆は、その胡散臭さに魅了される。それが芸能、そして映画。ダリア[投票(1)]
★3東京フィスト(1995/日)肉体の痛みと、愛欲の葛藤と、純情の無念という精神世界のしがらみを颯爽と賭けぬけてきた映画的興奮が、物語半ばに突如として空回り、一気に緊張の糸が切れ映画的意味が消滅するのは、はっきり言って塚本晋也に映画を作る熱意はあっても目的がないからだ。HW[投票(1)]
★3ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)残された人生の時間を、悔悟の念とともに漂うように過ごす男。残された青春の時間を、一気に駆け上ろうする女。二人の間にバックリと開いた傷口のような時間の溝を埋めることができるのは、二人の痛みが最も分かるエディ。痛みによって痛みを繕うことの恐ろしさ。 [review]リア, ジョー・チップ[投票(2)]
★3ニワトリはハダシだ(2003/日)思わず「またかよ」と呟きたくなる爺さんの繰り言のように、庶民の生活の中にアンチの笑いを散りばめて、これまた何時ものように取り散らかしたように展開される物語は、今や森崎映画という一つのジャンル。だから、もうしかたがないのです。 [review]バーボンボンバー[投票(1)]
★3十戒(1956/米)30数年前“裂ける紅海”の特撮見たさに立ち見までした私が、地球をも引き裂かんばかりのCGだけを楽しみに映画館へ通う少年少女諸君にとやかく言えた義理ではないのですが、分り易過ぎる映画には大人達の様々な思惑が巧妙に仕込まれていることがあるんです。荒馬大介, YO--CHAN, 甘崎庵, ウェズレイほか11 名[投票(11)]
★4オールド・ボーイ(2003/韓国)観客に過不足なく「?」を与えながら、ぐいぐいと話を進めるパク・チャヌクの豪腕演出はみごとで、TVゲーム的陶酔を生む廊下での格闘シーンは圧巻。しかし、捻りに捻って落とし前の付け所を見失った後味の悪さに、策士策に溺れるの感あり。直人, セント, ざいあす, Myurakz[投票(4)]
★5赫い髪の女(1979/日)一歩部屋を出ると不安におののき、密室では一変して激しい性への渇望をあらわにする女。宮下順子の演技には、生への本能と活力が溢れている。『愛のコリーダ』とならぶ性愛映画の傑作。神代監督の充実ぶりは凄い。けにろん, いくけん, ダリア, picolaxほか6 名[投票(6)]
★4クジラの島の少女(2002/ニュージーランド=独)神話と伝統は時間の流れの中にしか成立しないものなのに、時間は常にカタチ有るものを組換え変化させるという矛盾。その体現が祖父と少女そのものであり、つまり神話と伝統は世界中の全ての日常の中で今生み出され続けているのだ。でも、人はそれに気づかない。 セント[投票(1)]
★3男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978/日)人気低迷、SKDのテコ入れ企画?「踊りをやめたりしたら後悔するんじゃねぇかなぁ〜。俺だったら、そんなことさせねぇな」の捨て台詞に“わが道をゆかざるを得ない寅”の哀愁。木の実ナナで第二のリリーさんのセンを狙うも所詮スターの悩みに切なさはなし。直人[投票(1)]
★3ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌(1986/日)素人臭さはこのシリーズの味だと割り切ってしまえば、トオルとヒロシを喰ってしまうほど菊永(石井博泰)や均太郎(上野隆彦)ら周りのキャラが素晴らしい。特にテル(山本義明)のぶっ飛びぶりはニッポン喧嘩映画史(?)に名を残す怪演。Myurakz[投票(1)]
★4キッズ・リターン Kids Return(1996/日)「馬鹿野郎!外ばっかり見てるんじゃない!」・・・上手に軌道の上を行く者も、そこからはずれて彷徨う者も持っている“弱さ”は同じ。その“弱さ”が、どこかで顔を出す。そして生きているかぎり傷を負いつづける。Myurakz, あき♪, uyo[投票(3)]
★2玩具修理者(2001/日)60分に満たない作品だが言うべきことはその半分の時間で言えただろう。どうも作者はCGによるテクニカルな表現を見せたいがために、この題材を選んだふしがある。表現とは中身を示すための手段だという当たり前のことを書かなければならない不満。水那岐[投票(1)]