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ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(1/388)

冬薔薇(ふゆそうび)(2022/日)★5 バカでダメな自己都合願望の周りで地を這って生きている者たちは足るを知っている。それが見えぬ彼は弾き出されるしかない。阪本は救済しない。堕ちてまえと突き放す。雪夜のメフィストフェレスとの邂逅は物語が行き着いた大見得。役者陣がほとほと良い。 (けにろん)[投票(2)]
ギャングース(2018/日)★4 話がでかくなると序盤のタタキの精度を維持できなくなり、半グレの三下の情態を細密に叙述する演出家の資質は、階層を上るにつれて人物の細部を取りこぼし、マクロスケールの敵を見失う。が... [review] (disjunctive)[投票(3)]
銀座カンカン娘(1949/日)★4 クレジット開け、丘からの俯瞰で、列車が右から左へ走る(同じような丘から走る列車を見せるショットは、この後も何度か出て来る)。左へパンして、野原。奥から犬が走って来る。こゝまでワンカット。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
フランシス・ハ(2012/米)★4 主演及び共同脚本もつとめたグレタ・ガーウィグの魅力が弾ける佳編だ。客観的に演者の切り口で見ても、本作は圧倒的なガーウィグの女優映画であり、後の監督としての活躍も知っている今となっては、ノア・バームバック以上にガーウィグの映画だと思えてしまう。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
愛と希望の街(1959/日)★5 人間の本質をある線から突き詰めた傑作。 [review] (t3b)[投票(2)]
日本侠客伝 浪花篇(1965/日)★3 シリーズ第2作。大正8年、大阪港と出る。港の俯瞰。埠頭のショット等はロケ撮影だ。沖仲仕と荷受業者、そのバックのヤクザを巻き込んだ2組の抗争のお話で、本作の高倉健は、横浜から死んだ弟の形見を取りに来た男。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
乾いた花(1964/日)★3 篠田正浩の絵作りが乾いた感じの世界観を醸し出していて、加賀まりこのメイクがその虚無感を象徴してはいるのだけれど。 [review] (t3b)[投票(1)]
ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020/中国)★4 父と子、監督とフィルムの物語。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
怒りの日(1943/デンマーク)★4 魔女という徴(しるし)が機能するシステムが恐ろしい。司祭の家の室内は石牢のように抑圧的だ。各人の部屋のドアは決して同時には開かれない。姑が消えると嫁が現れ、父が引っ込むと息子が登場する。一方で燃え盛るような青草に満ちた屋外のエロチックさ。こうした対比を静謐なトーンに収めて見せる腕の冴えに唸らされた。 (ジェリー)[投票(3)]
ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020/中国)★3 映画及び映画フィルムを巡る映画。邦題も映画ファンの心をくすぐるが、感傷的過ぎてワザとらしくも思う(邦題のことです)。開巻は砂丘。砂が舞う景色が壮観だ。男が一人歩いて来る。劇中、この男は名前を呼ばれることが無いので、以降「男」と表記する。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
バクラウ 地図から消された村(2019/ブラジル=仏)★3 清汚併せ呑む「マイノリティ」「逃亡者」のアジール。多様性だの人権だのとうるさい、面倒だから消えてしまえばいい、という「マジョリティ」の潜在意識。「今から数年後」とされる点から、大なり小なり、いずれ血の雨が降る、という「断絶」の予言的寓話として観るべきであり、混沌がジャンル映画的に簡潔な帰結に至るのもアイロニーの一つなのだろう、と思いたい・・・が。 [review] (DSCH)[投票(2)]
パイナップル・ツアーズ(1992/日)★4 3本ともなかなか楽しめる。パンク少女がかわいい。3点か4点か微妙なところ。 [review] (は津美)[投票(1)]
死刑にいたる病(2022/日)★3 川の水面下から撮ったカット。花びらみたいなものが降ってくる。川岸から、花びらみたいなものを撒く阿部サダヲ。小さなダムの水門を開ける。阿部が撒いていたものは花びらではなく、爪だと分かる。赤く染まっているものがある。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
クライ・マッチョ(2021/米)★4 他人どころか当人すら所作の統制はもはや野放しである。にもかかわらず、メキシコの女性連だけは統制される終わらない性欲。筋は向こうから勝手に飛んできて、老人に実体を詰め込む。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
親愛なる同志たちへ(2020/露)★5 モノクロの精緻なショット分解が60年代欧州名画を彷彿とさせる一方パノラミックな民衆弾圧描写の剛腕。老齢コンチャロフスキーの言わずに死ねぬの執念が結実。民衆視線を排した体制側2人の捜索行脚はアイロニカルな視座を付与。父親の過去述懐も戦慄。 (けにろん)[投票(2)]
ギルバート・グレイプ(1993/米)★4 当時はそんな言葉は存在しなかったが、まさにヤングケアラーの苦闘が題材。苦しい現実を赤裸々に描きながら、どこか温かみのある救いのある物語に仕立てるところがハルストレム流。 [review] (緑雨)[投票(4)]
夏の妹(1972/日)★4 栗田ひろみと、りりィと、殿山泰司による沖縄旅行、といった風情から始まる。栗田は白いワンピースのミニスカ。りりィは白いブラウスにオレンジのパンツ。殿山は白い麻のスーツ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)★4 たとえばハムスターに反応するケイト・ウィンスレットである。最初は行為が理念的だった。酒が入ると性格が理念に近づいてくる。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
TITANE/チタン(2021/仏=ベルギー)★3 本作も前半はいいと思う。特に、序盤のモーターショーのシーンにおける、ヒロイン・アレクシア−アガト・ルセルの、ビンテージ・キャデラックの上での煽情的なダンスは、見事なものだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
親愛なる同志たちへ(2020/露)★3 まるで当時の記録フィルムであるかのようだった。事なかれ主義の行きつく先が過激な武力鎮圧だったという強烈な皮肉を筆頭に、旧ソ連の悪弊を突き放したように描いた辛らつな映画だと思う。 [review] (シーチキン)[投票(2)]