[コメント] 日本海大海戦(1969/日)
生まれて初めて、特撮の底力を感じた作品。
戦艦三笠について知りたいなと思い、三笠の出ている映画を探してきたのですが、日露戦争について何の予備知識もない私にとっては、少々分かりづらい展開でした。三笠の事もほとんど分からなかったし。映画ではほとんど顔が映らない昭和天皇に対し(自分が今まで見た作品に限って、ですけど)明治天皇は堂々と顔を出し、役者が演じるんだ!という驚きはありましたが。
という訳で、私の興味を引いたものは自分でも意外なんですが、「特撮」。これまでも円谷英二の特撮は少しは見てきましたが、こんなに感動したのは初めてです。(そりゃ『キスカ』も素晴らしかったけど)
ミニチュア感をまったく匂わせず、現代のCGばりに超自然。ミニチュアって重量感がなくて、動きが軽やかになってしまうイメージがあるんですが、この作品ではそんな軽やかな特撮が全然ない。むしろ本当に重みを感じる。CGですら出し切れない重み。本当に海に浮かぶ艦隊を見ているようで、ものすごい臨場感。特撮を見るためだけにこの作品を観たっていいんじゃないかとすら思ってしまう程。
でも史実を知っていたらもっと作品にのめり込めたハズ。勉強不足です…。
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09.08.19記(09.08.11DVD鑑賞)
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