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[コメント] ある街角の物語(1962/日)

手塚治虫のアニメーションを初めて見ました。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







キャラクタの作り方は好みのものと苦手なものが入り混じっている感じ。それだけキャラクタ造形に対する振り幅が大きいという事なんだと思います。

またアニメーションでありながらも、決して子供に媚びるような作品ではなく、絶望と希望の匙加減が絶妙。火の点ったポスターが舞うシーンなんかは哀しみの中にしか見出せない美しさがあります。それはアニメーションならではの表現方法で、非常に心に残ります。

それからラストの瓦礫のシーンも良い。カメラが動いているように見せかけるアニメの動きが逆転の発想で素晴らしい。

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09.07.03記(09.06.30DVD鑑賞)

(評価:★4)

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