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[コメント] エラゴン 遺志を継ぐ者(2006/米=英)

作品自体が全く冒険していない冒険ファンタジーに何の魅力があるだろうか。
づん

あまりにも予定調和なストーリー運びに、正直辟易としました。別に取り立てて悪いところがある訳でもなかったんですが、悪いところすらなかったというのが正直な感想。

ファンタジー作品に最も必要な事は「自分もあの世界へ行きたい!」と思える気持ちだと思います。洋箪笥の奥の世界へ行きたい!(『ナルニア国物語』)とかホグワーツへ行きたい!(『ハリー・ポッター』)とかファンタジーエンに行きたい!(『ネバーエンディングストーリー』)とか、自分もグーニーズの仲間に入りたい!(『グーニーズ』)とか、そう思う気持ちはファンタジー映画に必要不可欠なものだと私は思っているのですが、この作品を観てそういう気持ちは微塵も起こりませんでした。

はっきり言ってこの作品には魅力的な要素が皆無でした。登場人物にも世界観にも物語そのものにも魅力がない。ドラゴンとエラゴンの絆辺りにはまぁほんのりと感じる事は出来ましたが、詰めが甘い。観客の心を掴むほど掘り下げられてはいませんでした。

もしも「ファンタジー映画学習」なんていう授業があるとしたら、この作品はまさに「教材」。骨組みやファンタジー作品に必要なアイテムは出揃っている。さぁこの教材を使ってそれぞれ色んなエピソードや登場人物たちの心の葛藤などを肉付けして、壮大なファンタジー作品を作ってみましょう!って感じ。言うなればプロット段階のようなもの。まだ映画そのものが冒険段階に入っていないんです。そんな段階で見せられて、私達に一体どうしろと?私たちはエラゴンと共に冒険がしたいんです。共に戦いたいんです。共にワクワクしたいんです。次回作は壮大な世界に連れていってくれる事を願っています。

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07.01.15 記

(評価:★2)

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