全編通して良い意味で肩の力が抜けているというか、ベテラン臭が漂っているというか、「余裕」みたいなものが感じられました。それと同時に、観てる人の期待を裏切っちゃいけないっていうプライドみたいなものも感じました。喩えが絶対的に変ですけど、ジャニーズで言うSMAPの存在みたいな。（あーごめんなさいごめんなさい！）とりあえずハリウッド娯楽映画の底力を見た感じです。充分楽しませてもらいました。

ただマクレーン刑事のアナログっぽさをもっともっと押し出して欲しかったし、「また俺かよ！」みたいにもうちょっとグダグダ言いながら血まみれになっていて欲しかったかな。まぁマクレーン本人も、自分のついてなさにはもう慣れちゃったって事なんでしょうか。それはそれで面白いけど。そういう気持ちは分かるし。年取ると特に。だからって英雄どうのってのはさすがに狙いすぎ。

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08.03.10　記