[コメント] THIS IS BOSSA NOVA ディス・イズ・ボサノヴァ(2005/ブラジル)
ボサノヴァ独特のシンコペーションが非常に心地よく、本当にそよ風を感じているような時間でしたが、それにしても彼らは饒舌すぎる。
ボサノヴァが囁くように優しく歌われるようになった理由とか、「小舟」誕生秘話など興味深いエピソードも沢山あったし、会話を繰り広げるような「浜辺のテレーザ」を筆頭に、数々のジャムセッションをああやって聴かせられるとやっぱり感動します。
ただ、ボサノヴァのルーツを辿るという意味では多少間延びした感があります。ドビュッシーやラフマニノフの名前が出てきた時は驚きと同時に妙な説得力もありましたけど。とにかく彼らは饒舌すぎる。現存している音源や映像に限界があったのかも知れませんが、もっと昔の映像なんかを沢山織り交ぜて魅せて欲しかったというのが本音。言葉ではなく、音楽で充分私たちは満足出来るんです。尺が長いのも気になるところ。
それでもやっぱり家でCDを聴いているよりもよほど心地よい時間ではありました。
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08.04.03 記
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