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[コメント] 長江哀歌(2006/中国)

美しい風景や印象的なロングショットなど目を見張るシーンはありましたが、不親切なほどに排除した人物描写のせいで、いまいち入り込むことが出来ませんでした。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







中国の蒼みがかった風景はえもいわれぬ美しさで、冒頭に見られるようなロングショットも目を見張りました。しかし美しい風景も印象的なショットも上手くドラマに絡まっておらず、映画としての印象は薄く、風景・ショットといった単体としての印象しか残りませんでした。

また不親切に思えるほど人物描写が少なく、全く絡む事のない二人を主軸にして進むストーリー展開も若干混乱しました。

そして最も辛かったのが、自分との「間」の違い。私にとってはまさに間が悪い展開。広大な土地に住む人と島国を出た事のない私との時間差なのでしょうけど。

紙幣を見せ合い、お互いの住む土地の風景を教え合うシーンはとても好きでした。大陸ならではなのでしょうか。不思議な魅力のあるシーンでした。

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08.06.17 記

(評価:★2)

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