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[コメント] ひゃくはち(2008/日)

女人禁制、負けの美学。
づん

これヤッベーよ!正直なところ、過去に一度しか感じた事のない悔しさをまた感じさせてくれる映画に出会うとは、予想していなかった。

この映画は完全に女人禁制。もちろん女性は登場していますが、蚊帳の外。私と一緒。男子だけが入る事の許されたフィールドで、負けにまみれて輝く男子を眩しく見つめ、男子だけに許された体験を、遠くから歯軋りして羨むしかない。そう。これは日本の至宝『七人の侍』を観た時に感じた想いに近いのだ!!どう頑張ったって私は雅人やノブにはなれない。彼らと共に野球ボールを追えない女の辛さ。もしも次に生まれ変わる事があるなら、また絶対女として生まれたいけど、間違って男の子に生まれてしまったら、私は絶対侍か高校球児になるんだ!!うわあああん!!ドスドス!!(地団駄)

どう頑張ってもなれない男子。どう頑張っても送れない男子としての生活。だからこそこんなにも憧れ、こんなにも大好きなのかも知れない。男子が!(話がそれた)

いやー、それにしても良い映画を観た!本当に良い映画だ!正直、映画を観終わってから改めてDVDジャケの2人の笑顔を見たら号泣間違いなし。てか今見ても目が潤む。あんな顔して笑える男子に、私は一生勝てる気がしない。徹底的に負けを突きつけられ、絶望の淵に立たされても、あんな顔して笑えるやつらには絶対勝てない。ヤッベーですこれは!2008年のベストに挙げていた人、ありがとう!それ見なかったら一生観なかったわ、この映画!あー、まばゆすぎて目が眩む。

(評価:★5)

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