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[コメント] 幌馬車(1923/米)

マスターピースとして、その後の映画界に多大な影響を与えたであろう1本だという事が容易に想像出来ます。
づん

まずこの時代にここまでスケールの大きい映画が撮れている事に驚く。もう馬の数、人の数、幌馬車の数が半端じゃない。駆ける馬が立てる砂塵で画面が徐々に真っ白になっていくシーンなんかはあっけにとられました。

そして圧倒的な大自然の美。彼らの行く手を阻む川や雪(西部劇に雪!)といった自然の脅威が、美しさを併せ持っている事も画面から伝わってきます。CGが嫌いじゃない私ですらCGがなんぼのもんじゃいって本当に思ってしまう素晴らしい出来。

また西部劇でありながらどこか牧歌的でロードムービーのようにも思えるし、他にも娯楽映画としての要素がふんだんに盛り込まれ、この時代にしてすでに「娯楽大作」という1つのジャンルを確立している事にも驚きます。マスターピースとして、その後の映画界に多大な影響を与えたであろう1本だという事が容易に想像出来ます。

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09.01.21記(09.01.17DVD鑑賞)

(評価:★4)

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