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[コメント] 八日目の蝉(2011/日)

話★3つ、役者★4つ、撮り方★3.5 小池栄子、田中泯、別格。井上真央、素材の良さだけ。永作博美、熱演。原作もそうなんだろうけど、話が基本的におかしい。前提が謎すぎる。途中の挿入歌、ラスト近くの音楽、情緒に流されすぎ。これは好みの問題だけど。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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誘拐の説明として出来心ではことが重大すぎるし、なぜなのか謎。一貫してこの誘拐犯の愛情を美しく描いているが、それもバランスを欠いている。誘拐される側の描写がずさん。大雨の日になんで幼子を一人自宅に置いて外出したか不明。この両親、夫はなさけない夫だし、終始おかしい妻はなんだかリアリティがない。井上真央を中心に持って来たいために、わざといい加減な設定・演技にしたのだと思う。しかしこの夫婦にリアリティがないと、実はこの話すべて絵空事になってしまうんだが。バカリズムの塾講師もまったく軽い。おしなべてこの映画の男性はどうでもいいように描かれている。どうでもいい写真屋の田中を覗いては。結局は女性映画なのね。日本アカデミーで圧勝したときいても不思議じゃないけど、話を感動に向けていじりすぎたと思いました。

(評価:★4)

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