基本は芝居の作り方で、あとは役者をどう見せるかということになる。今回は深津絵里VSウェイトレスの深田恭子、深津絵里VS竹内結子、の女優対決が見物のはずだが、添え物程度の扱いだった。ラストに父親役の草なぎクンが出て来る．この泣かせの展開は高校演劇の常套で芝居なら深津絵里の視点で舞台を構成して受けを狙う所だ。映画だとこういう作りになってやや効果が落ちる．オープニングのかってのハリウッド名画のような導入、エンディングのその後のエピソード画像など映画に対する三谷監督の思いは伝わってくるので、悪い気はしなかった。