モーガン・フリーマンはまずまずだったけど、映画の撮り方が悪しきハリウッドって感じ。感情描写は顔のアップ、あざとくサスペンス盛り上げようとしているわりには、細かなところがずさん。こういうもんだ、というお決まりの上に作られた映画。

モーガンフリーマンがアジトに入って水の中に落ちる。落ちる前は手に拳銃を持っていた。水からあがったら、しっかり腰のホルダーにおさまっていた。なんて１例。最後の牛乳パックを通して相手に発射するんだって、ホントに牛乳パックがそんな都合のいいところにあったのかい。ご都合主義満載とか思う。

何より犯人の孤独を描いてくれなくちゃ。それがあるから、犯人と見ている私が結びつく事が出来る。ストックフォルム症候群なんていわなくていいけど、ああいう状況で起こりうることをすべて見せて欲しい。最後まで見てしまって、無駄な時間つぶしだった。

当然、テレンススタンプのコレクターとはまったく別物だった。