人気コメント | 投票者 |
★5 | たそがれの女心(1953/仏) | いくつかの舞踏会を跨ぎ踊る二人を舐るように追い、階段や衝立を絶妙に辿るカメラは、もはや流麗ではない、目眩く、だ。この時代にこの映画を撮るオフュルスの神経に驚くが、、、、 [review] | ゑぎ, 袋のうさぎ | [投票(2)] |
★4 | 裸足の伯爵夫人(1954/米) | 踊り子を見せることなく、それを観る男、女、子供を次々に舐める冒頭の演出。踊り子が人の心にもたらすインパクトと覗き見られるかのように人々の心の襞を写し取るカメラ。映画を観る喜び! [review] | ゑぎ, けにろん | [投票(2)] |
★4 | ローラ殺人事件(1944/米) | 後半になりジーン・ティアニーのおでこと半眼ぽい目とぷっくりした唇に、ストーリー以上に振り回される。取調室、ジュディス・アンダーソンとのドレッサー前、やりすぎ気味の造形的な光と影など、あざといと分かっていても、やられてしまう。それもまた良し! | ゑぎ | [投票(1)] |
★4 | バンド・ワゴン(1953/米) | よく考えれば、アステアにとっては残酷極まりない話なのに、それを平気で映画にし傑作にして、それに出演し圧倒的な存在感を残す、ハリウッドの失礼極まりない凄さ。それこそ、ザッツエンターテイメントな仕事だ。 | disjunctive | [投票(1)] |
★5 | グリード(1925/米) | 駅近い汚い海の堤防によいしょと腰をかけた二人を待っていたかのように豪雨が襲い女は走り去り男はガッツポーズ。職を探せと押し出した夫を斜め上から階段越しに見下ろす妻を見上げるカメラ。犬に噛まれるから入れない窓越しの妻。あやめた夫の長い影。不気味な緊張感は他にない。凄い。 | ゑぎ, 寒山拾得 | [投票(2)] |
★2 | 妹(1974/日) | これですよ、秋吉久美子です。この危なっかしさ! | けにろん | [投票(1)] |
★3 | 君の名は。(2016/日) | 例の怪獣映画とともに、突然の襲来によって存在が消え去る言葉も出ない悲劇を、実際の悲劇にインスパイアされた結果の産物かどうか知らないけれど、非日常のスクリーンで観ている自分が何しろやりきれなくなった。 | ロープブレーク, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★5 | 父ありき(1942/日) | 佐分利信の膝まで収めた病室、次の間を手前に配し向かいの旅館まで捉えた旅館、紡績工場、、、スタンダードサイズ、縦の構図の至高。見上げるような佐野周二の背中、規則正しく繰り返し投げ入れられる釣竿、、、周吉のセリフのように [review] | ゑぎ, 3819695 | [投票(2)] |
★4 | 台風クラブ(1984/日) | 台風なんて、感じられない年ごろになってしまったことが悲しい。 | 週一本 | [投票(1)] |
★4 | ル・アーヴルの靴みがき(2011/フィンランド=仏=独) | コンテナの扉を開け、酒場のドアに鍵を締め、洋服ダンスの戸を開け、妻は「待って」とドアを開けようとする夫を止め、刑事は船底の扉を開けて締める。いつもの青と赤、顔に加え、足と扉の映画になった。女性がみんな美しい。 | ゑぎ, jollyjoker | [投票(2)] |
★5 | 忘れじの面影(1948/米) | カメラは行き交うカップルを揺れるように渡り歩き、そして階段を登りながら、彼の噂話と階下の彼の姿を捉える。すべての偶然は計算されていると言う彼女の言葉、そしてこの映画そのものの。何と素晴らしいウィーンオペラ座の場面。ブラボー! | ゑぎ | [投票(1)] |
★5 | 河(1951/米=仏=インド) | 娘は恋に恋し、男は失ったものに拘り、子供は好奇心そのままに夢中になる。船は川面を滑り、花は咲き、娘は水を浴び、人は歌い踊り、午睡に耽る。そして、命が生まれ、失われ、河は流れ、一日は終わり、始まる。ルノワールだ! | ゑぎ, 寒山拾得 | [投票(2)] |
★4 | 街のあかり(2006/フィンランド=独=仏) | 刑務所とは全く異なる、この愛想の無い日常。塀の外は無愛想の中にオレンジと赤があるだけ。顔をまともに見ることの緊張、と強いられた現実の無愛想に囲まれたカウリスマキの世界は、時々帰りたくなる暖かさがある。音楽のセンスも光る。 | jollyjoker, 3819695 | [投票(2)] |
★5 | 天国は待ってくれる(1943/米) | ジーン・ティアニーとドン・アメチーがゆっくりと踊り、ゆっくりとカメラが引いていく素晴らしく幸福な場面。登場人物全員が皆幸せなそれぞれの人生を歩んでいたに違いない。こういう映画に弱いんだ。 | ゑぎ | [投票(1)] |
★5 | 周遊する蒸気船(1935/米) | 『アフリカの女王』や『地獄の黙示録』でも楽しめる、音もなく河を遡る船の興奮は、きっとここに原点がある。『木靴の樹』の干し草投げの興奮も、この映画の燃料投げに原点がある。なんて勝手に映画的記憶を刺激してくれる。映画とは動きだ、とあらためて確信させてくれる傑作。 [review] | ゑぎ, 3819695, 寒山拾得 | [投票(3)] |
★4 | 私は告白する(1953/米) | 光と陰、斜めに見上げるアングル、顔のアップと群衆の引き、、、、演出と編集の冴えで息がつけない。ユーモアはないし、彼好みの役者ではないけれど、やっぱりまぎれもないヒットコック作品。初見の時はモンティは違う、と思ったけど、
[review] | ゑぎ | [投票(1)] |
★4 | バルカン超特急(1938/英) | 何度観ても上手な映画ですね。閉じ込められて、奇怪な人同士の関係性にドキドキし、マクガフィンに乗せられて、あっけない幕切へ。見事な省略。映画じゃないとできないことだらけ。 | 3819695, ゑぎ | [投票(2)] |
★5 | 赤ちゃん教育(1938/米) | これぞ映画!キャサリン・ヘップバーンの素晴らしい演技、小道具の使い方、ノリツッコミ、、、。「ダメだ、やっちゃいけない」「もう、よしなさい」とケーリー・グラントと一緒に叫んでた。ホークスの粋な傑作。 | ゑぎ, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★4 | バルタザール どこへ行く(1964/仏=スウェーデン) | 墜ちるためだけに生きる静謐な緊張感。 | けにろん | [投票(1)] |
★4 | 去年の夏 突然に(1959/米) | 主演女優二人の登場場面はさすがのインパクト、リズにあそこまで寄るカメラ、不思議な行進、リズの叫び、患者たちの群像描写、回想シーンの画面設計、、、、、基本的に室内劇ですが、演出家として、映画作家としての才が溢れている作品。 | ゑぎ | [投票(1)] |