[コメント] アジアンタムブルー(2006/日)
正式名は「この海の先にあるもの」でしょ。松下奈緒の出演映画は意外と少ないからそういう意味では機会があればご覧あれ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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魅力は後半からの闘病で美男美女が奏でるロマンスとオランダのニースの綺麗な景色だけかな。
まあ邦画にありがちなんだがメリハリがない。
山崎の無気力、葉子の病気、そういう暗い演出は滅茶苦茶上手いんだが、 束の間のラブラブや葉子が束の間の幸せな瞬間の演出は見事にド下手。
泣かせる映画では笑いは御法度とでも言いたげな感じ。
クライマックスでセルフタイマーで撮った2ショット写真。 これが写真集として世にでる。 タイトルは「この海の先にあるもの」。 この写真集をそのまま映画のタイトルや宣伝に使えば面白かったのに、 日本の映画にはそういう小ネタを使いこなすセンスがないんだよなあ…。
あとポイントとなるアンティークカメラの演出も下手だし。
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