若尾好きさんのコメント: 点数順
甘い生活(1960/伊=仏) | フェリーニの孤独・・・。 [review] | [投票(15)] | |
存在の耐えられない軽さ(1988/米) | (青年でない者の)青年の主張:「映画とイデオロギーについて」 [review] | [投票(14)] | |
幕末太陽傳(1957/日) | 「コホッ、コホッ」。笑いの影に、常に死の影が付きまとう居残り佐平次の咳。人生なんて所詮「喜劇」なんだね。 | [投票(12)] | |
ぼんち(1960/日) | ピンクの日本傘が世界一似合う女。その名は若尾文子。この映画の真のクライマックスは、若尾演じる芸者の「ぽん太」がぼんちの家に挨拶するシーンだ、と考えるのは私だけでしょうか? | [投票(11)] | |
眠狂四郎勝負(1964/日) | いるよ! ここだあ!! [review] | [投票(10)] | |
七人の侍(1954/日) | アクション映画監督、黒沢明参上! しっかし、すごい迫力だな、こりゃ。きっと、本番中は監督も泥まみれになったに違いないわ。おれは、この映画で黒澤が八人目の「侍」であったことを終世忘れないだろう。 | [投票(10)] | |
祇園囃子(1953/日) | 溝口映画の「佳作」だなんてとんでもない。今こそ再評価されるべき真の傑作! 若干19歳の若尾文子演じる奔放な舞妓が遭遇する壁は、単なる花柳界の因習などでは無く、今も日本に根強く残る「前近代」というやつなのだ! | [投票(10)] | |
用心棒(1961/日) | 地を這い、天から宿場町を見下ろす宮川一夫のカメラ!威張りくさったヤクザどもが蟻んこみたいに見える。そして、無益な争いをたった1人で大掃除する三船敏郎。彼が単純な正義の味方でなく、アウトローなとこもいい。 | [投票(8)] | |
新幹線大爆破(1975/日) | 新幹線爆破予定の十数時間の間に、主犯格の男(高倉健)とその仲間達が経てきた何年間にも及ぶ時間がフラッシュバックで再現される。その「過去」と「今」が渾然となった時間処理の妙。最後のシーンとそこで流れる音楽、大好きです。 | [投票(7)] | |
ゆきゆきて、神軍(1987/日) | ここにあるのは、正義に取り付かれた一人の男の「生き方」ではなく、「生き様」だ。怨念の化身となった男と、その男の情念と結婚した女。そして、文字通り成敗される人間たち。カメラはその是非を問うことなく、状況だけを見る側に投げ出す。思想は後だ! | [投票(6)] | |
黒い十人の女(1961/日) | 「映画はストーリではない映像だ」という市川崑監督の雄たけびが聞こえてきそうです。しかし船越英二は一世一代のハマリ役だなぁ。白黒画面からぼんやりと浮かび上がる山本富士子の美しさにも絶句。 | [投票(5)] | |
反撥(1965/英) | どうか、フロイトというフィルターを通して観ないで下さい。壊れていくカトリーヌ・ドヌーブのスクリーンに回収されない「目」。その「目」に見つめらている内に、いつしか映画に観られている自分を発見する。まさに「反撥」。 | [投票(4)] | |
現金に体を張れ(1956/米) | キューブリックの最高傑作だと思う。最初からこんな完璧な映画を撮っちゃうと後が大変だ。大抵の監督は作品を撮るごとに急降下していく。でも、キューブリックは登ってもいかなったが下りもしなかった、だから凄い。(最後の作品を除いてね)。 | [投票(4)] | |
風の谷のナウシカ(1984/日) | 小坊の頃、中坊の兄貴と二人で観た。観終わった後、呆然として二人ともしばらく口がきけなかったのを覚えている。 [review] | [投票(4)] | |
青空娘(1957/日) | ストーリー展開の速さと若尾文子の初々しさで「清涼感」をもたらす一本! 赤いスカートに白いブラウス、そしてポニーテール。そのどれもが、この映画の若尾文子の代名詞だ! | [投票(4)] | |
不信のとき(1968/日) | "WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY" (by Chick Corea) [review] | [投票(3)] | |
世にも怪奇な物語(1967/仏=伊) | ポーの物語をなぞっただけのバディムとルイ・マルは2点。一人、フェリーニのみがポーの狂気を映画の中で表現することに成功する。「文芸的な、余りに文芸的な」2監督の作品と違い、フェリーニ作品において文学は映画という恒星の周り回る惑星になる。 | [投票(3)] | |
サイコ(1960/米) | 「効果音」というと映画の付属物のようにとられがちだが、ことヒッチコックのこの映画においては「全て」だ。事実とは違うんだろうけど、「はじめに音ありき」で、そこから映像を撮っていったんじゃないかとすら錯覚する。 | [投票(3)] | |
勝手に逃げろ/人生(1979/スイス=仏) | 「ビデオカメラ」の時代の誕生。家庭に入り込んだ「映像」は女性の裸からなまめかしさを奪ったのみならず、主人公からも「生きてあること」のリアルさを奪った。しかし、それが我々の現実だとゴダールは静かに呟く。 | [投票(3)] | |
ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984/独=米) | 二人の男の「間」に挟まれたエスター・バリント最高! また、この映画は「間」(ま)の使い方が絶妙だ! 青臭くない青春映画になんて、そうそうお目にかかれない。必見。 | [投票(3)] |