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[コメント] リアリティ・バイツ(1994/米)

こんなに「3」つけ易い映画も珍しい。
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まあまあ笑えるし、そこそこ感心するところもあるし、俳優陣は魅力的だし、リサ・ローブの「Stay」はPVも含めて大好きだったし(このPVを見て映画本編も見ようと思ったくらいで)、決してダメ映画、とるに足らない映画ではないのです、が。

じゃ、例えば「青春映画の傑作」として、人様にお勧めできるかというと、ちょいと逡巡を感じます。勧めつつも、「過剰に期待しないで見れば悪くないと思うよ」などと、歯切れのよくない言い訳をしつつ差し出すことになりそうです。

あくまで自分の基準でしかないものの、今まで「3」をつけてきた映画って、クオリティーとしては「1」「2」クラスのショボい作品だけど、どこか憎めない、そこまで落としたくないという思いでオマケするか、あるいは「出来がいいのは認めるけど、好きになれない」か、どちらかでした。だから、点数をつける前にコメントを書いて、書いているうちに自分の考えがまとまり、結論「3」だな、ということが多かったのですが、今回に限っては、戸惑いなく「3」をつけ、その後、まとまらない考えを、何とか言葉をひねり出して、こうして書いている次第です。

通知表に例えれば、今までつけてきた「3」が、美術の「3」だとすれば(作品はひどい出来だけど、授業態度はいいからオマケとか、技術は認めるけどセンスを感じないとか)、今回のは英語や数学の「3」(ギリギり合格点…よりはまし)です。

とはいえ、ウィノナ・ライダーと初めてベッドを共にしたときのイーサン・ホークが、「君とこうしたかった」と言ったのは、それまでの彼の行状を考えれば、なかなかセクシーだと思いました。

(評価:★3)

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