[コメント] ジキル&ハイド(1996/米)
マルコビッチによるジュリア・ロバーツ 精神的SM大会
はい、で、マルコビッチです。やっぱり現代の怪優。『マルコビッチの穴』なんて映画が出来たりするはずだわ。”コスナーの穴”じゃシャレにもならんでしょ。
原題は『Mary Reilly』 J.ロバーツ扮する召使いの名前で、ヴァレリー・マーティンの原作通り。つまり原作でMary Reilly寄りに書かれてるんだろうな。「ジキル&ハイド」 対 「Mary Reilly」 の力点が三分七分のはずが、五分五分になってしまってんじゃないかな。どことなく中途半端になった感じは否めない。つまりマルコビッチが、Mary Reillyを食ってしまってんだと思う。もっともっと、ジキル&ハイドの側に立ったマルコビッチを見たい気がする。
18世紀のロンドンの猥雑な街、重厚な石造りの建物。濃い霧。ジキル博士の屋敷から、まるでRPGのような研究所内部など、そのあたりも十分に楽しませてくれたので、ちょいおまけ。
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