ヒロシの「オレの人生はつまらなくなんかない！」という叫びに自己憐憫を込めた激しい同意を感じました。

クレヨンしんちゃんは映画ではよそいきの顔を見せます。これはその最たるもので、良い子すぎるのがインチキ臭い。

ＴＶのしんちゃんは、焼き肉屋で偶然に一緒になったネネちゃんの注文したものをどんどん食べてしまうめちゃんこ厚かましくも無神経な子供なのです（私はネネちゃんのママにいつも感情移入してしまう小市民です）。

ところが本編となるといつも地球を救うヒーローになってしまうからアラ不思議。 今回はいつもの変態的怪人が出て来ない分マイナス１点。 脚本は素晴らしい！！特にオヤジにはたまらん要素が一杯で「３丁目の夕日」 に感じる「郷愁」「憧憬」だらけで見ている時はイカン、イカンと思いながら見ていました。

「大阪万博」の頃に感じていた漠然とした未来は、「今」では無いかも知れません。でも現実から逃げる事は出来ません。「家族と一緒に未来を生きる」勇気を 思い出させてくれました。