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[コメント] 少林少女(2008/日)

オープニング(だけ)が、カッコイイ。
ホッチkiss

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







◆おおっ!のっけのオープニング、すっゲーCOOL!カッケー。本編お馴染みチャウ・シンチー組の顔ぶれが並ぶ。ならんでるがあんまり生かされてないぞ。むぅ、ヒロイン凛役柴崎コウ18歳って設定はちと無理がないか?廃墟となった道場に呆然と立ちすくむ凛の手には、死んだじいちゃんとその門下生達の集合写真。んー、このハゲのじいちゃんってなんか富野由悠季に似てんなーと思ってたら、エンドロールで名前が!ちょ、監督、こんなとこでなにやってんスか?!

◆確かに柴崎コウはよく頑張っていたと思う。ずいぶん練習したんだなって見てればわかる。ただ、かつて凛の少林拳の師匠だった江口洋介は、一切アクション無し。中盤仲村トオルにボコられるだけ。カンフー映画好きならわかる、やられ役にしてもカッコイイやられ方ってのがあるわけで、それもまったくできていない。ああトレーニングしなかったんだなー。

◆まぁ、トンデモな展開はよしとしよう。チャウ・シンチーだし。だけど、ラクロス仲間と険悪になって挫折してから、きっかけとなるエピソードがなにもないままあっさり関係修復するってのが納得いかない。「功夫の心」はどうやって会得したのだ?さらに、仲村トオル扮する大場学長が、何故にこんな屈折した性格になり、どんな野望を抱いていたのか、その理由を臭わせるエピソードを5分だけでいいから挿んで欲しかったところ。アクションやCGもいいけど、そもそも脚本とストーリーがお粗末。そして落としどころはアレかい!

(評価:★2)

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