[コメント] ある愛の詩(1970/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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個人的には最後に主人公が死んじゃうラブストーリーは恋愛物として反則だと思うから好きじゃない。もし死ななかったら、ずっと一緒にいられたかというと、そうは思わないから。
他にも『ロミオとジュリエット』は絶対、すぐ別れたと思う。駆け落ちの果ての貧乏暮らしに、幼い2人の鬱憤がたまって、ロミオが浮気して別れると思う。1年ももったかどうか。『タイタニック』も同様の結末だったと思う。
話を戻すと、ヒロインがちょっと気丈すぎて、魅力的を通りこして、引いてしまった。妻の病気を悲しむぐらい、許してやれよ〜。それが優しさから出た言葉だってわかっても、その言い方がね…。あの奥さんと老人になるまで一緒に暮らすのは、ホトホト疲れるだろうと思う。
最後に、「愛とは決して後悔しないこと」という謎めいた名台詞についてですが、この台詞に感動した人ってすごく多いらしいけれど、私にはこの台詞の意味がわかりません。
後悔しない事自体が、まず人として正しい事じゃないと思う。後悔して、反省するから進歩がある訳でしょ。
大体、「後悔しないこと」の前提として、何か後悔したくなるような事をしでかすって事じゃない? 後悔するような事をしない事が愛だと思うけど。
ま、この場合“死んでしまう妻と一緒になった事を後悔しないで”って意味だったのかな。だったらまぁ、この場合はいいけど…。
でもこれを見た人が、この台詞を鵜呑みにするのはどうかと思う。後悔しないことが愛だって。
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