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[コメント] グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー(1989/米)

花嫁は13歳!みるみる開発されていく新妻のベッドシーンが生々しい。バカップルを隠しカメラで観てるような気まずさを感じ、ジェリーという歌手を軽蔑してしまった。
mize

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 13歳のいとこに手を出して衝動的に結婚するだけでも「この男ダメな奴だ〜」と思ったのに、案の定というかすぐ暴力を振るいはじめ、しまいには新妻をほっぽって他の女と浮気…。どんなヒット曲を出そうが、こいつサイテー!と思ったていたら、本人もさすがに反省してマジメな道を歩もうとする(単に洗脳されただけな気もしたが…)。

 だけど終盤「やはり神に従う生き方は合わねえ!」と教会を飛び出す。それはそれで火の玉街道を突っ走る生き方として認められるけど、問題はさんざんな目にあったはずの若妻も彼を追って行ったこと。そして2人は自由な生き方を求めてハッピーエンドに。

 これでいいのか?とモヤモヤして冒頭のクレジットを観たら原作者は奥さんじゃないですか。なるほど〜後悔してないんですね。これはずっと彼女の視点でつづられてた訳か…。

 こんな男がいいのか、という点はおいといて、映画の出来としては★3です。ただ題材が悪かったのでは…どんなに丁寧に作っても彼の生き方が幼稚でやぶれかぶれだからなぁ。でもダメ人間を描いた秀作もある訳で、問題は彼の生き方に対して客観性があるかどうかかな。最後は完全に肯定しきってるし…。奥さんの旦那賛歌と知ったときシラけてモヤモヤしたので★1。

 もし長谷川理恵石田純一とのラブストーリーを書いて、それがどんなに素敵に映画化されても同じモヤモヤを感じるでしょう。

(評価:★1)

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