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[コメント] アモーレス・ペロス(2000/メキシコ)

メキシコの「今」を見れた気がする
クリープ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 まず、メキシコという国のイメージは(行ったことがないので)砂煙がすごい貧困の国であると思っていた。それも、かなり昔の発展途上国的なイメージを持っていた。西部劇やなにやらにでてくるメキシコ。まあ、メキシコに対する知識はその程度のものしかもっていないので、「今」のメキシコが見れると思いかなりこの映画には興味を持っていた。もちろん映画祭などの評判も気になっていたし、今どきっぽい映画には弱いので。  そして、観てみると、ぜんぜん発展してんだなあと思ったもので(かなりイメージが古いメキシコのものであったのだろ)ビックリした。どこかアメリカのようで、どこかブラジルとかの南米の国のようなとこがあり、しかし、やっぱりその両方とは違うものがあり、それがメキシコという国なんだろうとかってに解釈した。 日頃、なかなか接点のない国の「今」が観れる映画って自分は好きなんだよね。「こんなふうになってんだー!!」って驚きがあるし、やっぱし現代に生きている以上、今のものに対して興味を持っていたい。だからいい意味でミーハーでいたいと思っている。  内容については、まさに「今どき」のCM,PV的なの映像で、展開も三つの話が展開するもので観ていて飽きはない。色彩や俳優たちに土臭いグロさがあり、洗練されていない勢いとパワーとリアルさが感じられて良かったし、これからが楽しみな感じを受けた。「犬」にまつわる三人の苦悩と孤独。

(評価:★4)

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