この映画がなんとなくエレガントな雰囲気に包まれながら、ピアノ弾きのデュオ兄弟の人生に、シンガーの女性が加わっての人間模様、それぞれの人生がとてもうまく描けている映画です。 恋愛上手な映画が多い中、うまく恋愛をすすめることのできない主人公のせつない感じもいい。

この映画はあくまで、ベィカー兄弟の話が主であり、そこに恋も生まれるという話。 ミッシェルファイファーを宣伝に中心にしたいがために、こんな邦題をつけたのかなんなのか、「恋のxxxxx」なんて、恋愛が入った映画だからなんか適当につけたのか？と思った。こんなダサイタイトルになってしまったがために、「なんの映画が好きなの？」と聞かれて、「恋のゆくえ」と答えるのがなんとこっぱずかしいことか。

この映画で「ミッシェル・ファイファー」はとても光っています。実の兄弟（ブリッジス兄弟）が兄弟として演じていて、その兄弟の個性があまりにはまり役であり、配役はとても見事だと思います。

大好きな映画です。